ペアスポークパターンetc. 独自理論でホイールを極める【ROLF PRIMA / ロルフプリマ】ハンドビルドホイール
2021.01.25 BLOG , eirin丸太町店 , サイクルハテナ(eirin丸太町店別館) , ホイール本日は新規取り扱いブランドのご紹介!!
僕たちもお取り扱いスタートにとてもワクワクしているホイールブランド【ROLF PRIMA / ロルフプリマ】
●アメリカ オレゴン州ユージーンで十数名のスタッフによって運営されるホイール専門ブランド
●特許であるペアスポークパターンを使用した、少ないスポークでも剛性と耐久性が確保されたオリジナル設計
●必要なものを必要な分だけ。オーダーを受けてからハンドビルドされる受注生産制
-目次-
・モデル、価格、サイズについて
・【ROLF PRIMA / ロルフプリマ】とは
・ペアスポークテクノロジー
・反駆動側ラージフランジハブ&ディッシュ低減ハブデザイン
・まとめ
年式 モデル名など
【ROLF PRIMA / ロルフプリマ】VIGOR ALPHA STEARTH / ヴィガー アルファ ステルス
販売価格:¥169,000-税別/¥185,900(10%消費税込)
ホイールサイズ | 700c |
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ウエイト | 1485g |
フロント | - |
リア | - |
スポーク数 | 14/16 |
スポークタイプ | CX-Ray/CX-Speed |
リムハイト | 32mm |
リム幅 外側 | 23mm |
リム幅 内側 | 19.5mm |
リム素材 | アルミクリンチャー/チューブレス対応、アーマーコート |
ハブセット | TdF6.0 |
ベアリング | Enduro ZerOセラミック |
フリーハブボディ | CNC加工6al4v チタン |
フリーハブ互換 | シマノ/スラム、カンパ 10/11 Speed |
ブレーキタイプ | リムブレーキ |
QRタイプ | RP6.0内装カム |
ハブ規格 | 9mm QR/130mm QR |
推奨カテゴリー | ロードレース、トライアスロン、TT、トレーニング |
付属品 | QRセット、リムストリップ |
全面セラミックコートのリム&セラミックベアリング仕様のアルミリムフラッグシップモデル。
今回は早速オーダーいただいたこのモデルをメインにROLF PRIMAのホイールについてご案内させていただきます。
ディスクブレーキモデルやカーボンリムモデル等、ラインナップは多岐に渡ります。詳しくは国内オフィシャルサイトをご覧下さいませ。
【ROLF PRIMA / ロルフプリマ】とは
1990年代前半にRolf Dietrich(ロルフ・デートリッヒ)氏が提唱した”ペアスポーク”から始まったホイール専門ブランドです。
アメリカ オレゴン州ユージーンで十数名のスタッフによって、日々丁寧にハンドビルドされています。
実はTREK傘下からのスタートという珍しいタイプのブランド(2000年前後にTREKの完成車に採用されていたのが懐かしい方もいるかもしれません。)なのですが、「自分たちの良いと思うものを作る」という考えのもと、TREKを離れ独立。
そんな紆余曲折を経て、「自分たちが本当に作りたいモノは何なのか?」を考えた末、現在のスタイルが確立されています。
必要なものを必要なだけ作る」観点から、在庫は持たないオーダー制となっております。
全てのホイールはオーダーを受けてから前述の通り職人による手組みにて組み上げられます。
組み上がったホイールは担当ビルダーのサインと共に責任を持ってユーザーへ届けられます。
毎月オーダーポイントが設けられており、タイミングによりますが納期は概ね1~2ヶ月です。
ペアスポークテクノロジー
ROLF PRIMAのホイールと言えば、一番の特徴でもあるペアスポーク。
1990年代前半といえば、まだ完組ホイールが一般的でなく、32Hの手組ホイールが全盛だった頃です。
~~~ペアスポークテクノロジーとは~~~
スポークが均等配置された従来型のホイールでは、テンションの掛かったスポークは、ハブへと真っすぐ向かう方向だけでなく、同時にフランジ外側へ向けリムを引っ張ろうとする力(横方向)が発生します。
これをリムのほぼ同じ場所にスポークを一対にすることにより、左右への引っ張る力を中立化させています。
もし従来型で少数スポークを組んだとすれば、上述の横方向の力が、リム中心を真値から逸脱させ、テンションの掛かるスポークが不足するホイールになってしまいます。
ペアスポークシステムでは、より少ないスポーク数で、駆動時にしっかりテンションの掛る(pulling spoke)を増やし、強くて軽いホイールを実現しています。
*代理店サイトより引用*
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少ないスポーク=強度&剛性不足が懸念されますが、ペアスポークパターンによってpulling spoke(=トルクスポーク)の数が増える事でそれを補っています。
実際に強く踏み込んで走ってみると、見た目からは絶対に想像がつかない力強さを感じる事が出来ます。
反駆動側ラージフランジハブ&ディッシュ低減ハブデザイン
ちょっとホイールオタクな方ならとっても気になる見た目のリアハブ。
~~~反駆動側ラージフランジハブとは~~~
ロルフプリマ独自のこの技術では、後輪の駆動トルクを左右のフランジに跨って発生させ、結果*プリングスポークの数を増やすことを実現しています。この事により、従来型の均等配置のホイールと同じ数のプリングスポークが存在していることになります。
*プリングスポーク:後輪において、スポークテンションが最低になる下死点から、上死点へと向かう間テンションが最も掛かっているスポークを言い、この本数を多くすることで、駆動力をしっかりと支えています。 他社の左右同一フランジやハイローハブでは、ライダーの高負荷に対し、駆動側のスポークにテンションが偏重するところを、左右異なったスポーク本数や組み方を変えカバーしています。ロルフプリマでは、反駆動側ラージフランジという技術で、スポーク数を減らして尚、多くのプリングスポークを可能にしました。
*代理店サイトより引用*
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いわゆるハイローフランジとは真逆の考え方ですが、ペアスポークパターンを成立させる為には必須条件との事。
こういった独自理論に基づく設計にも惹かれます。
White Industries社に製造を依頼しているオリジナルハブが使用されます。※グレードにより一部例外あり
滑らかな回転に繊細なラチェット音、シンプルな構造が特徴てきです。
カンパフリーもオーダー時に選択可能ですので、campagnoloユーザーの方も是非。
オリジナルクイックリリースが付属します。
まとめ
早速ご使用いただいております!!
インパクトあるビジュアルもさることながら、軽さと硬さがスチールフレームとも相性抜群です◎
見た目のインパクトを狙ったのではなく、機能を叶える為の結果としてのデザイン。
機能美溢れる製品は美しいと思います。
ロゴカラーやカタログ外の組み合わせ等々、オーダー可能な内容についてはココには書ききれない程の選択肢があります。
※ROLF PRIMAホイールはメーカー意向により、対面販売のみとさせていただいております。ご遠方の方はお問合せ下さいませ。
気になる方やオーダーをお考えの方はお問合せお待ちしております。
実はちゃっかり自分用にもHYALITE25を既にオーダー⇒入荷済。
グラベルバイクにピッタリなコチラも改めてご紹介させていただきます。
しばらく店頭に展示してますので気になる方は手に取ってみてくださいね◎
【 ★ロードバイク / グラベル・ツーリング / 通学 バイク & アイテム 充実しております! 】
↓京都で営業しております「サイクルショップeirin丸太町店」&「サイクルハテナ(別館)」はこんなお店です。↓
サイクルショップエイリン丸太町店は、京都でチェーン展開しているサイクルショップエイリングループのスポーツ車専門店です。
京都大学 同志社大学に通われる為の通学用 通勤用といった初心者向けのクロスバイクやロードバイクをはじめ、上級者向けのモデル~マニアックなイタリア製バイクやオーダーメイドなど、またそれにまつわるパーツやアパレルなどの取り扱いも積極的に行っております。
基本スポーツバイク関連商品の販売・修理を専門としていますが、一般車の修理もしっかり対応しています(eirin丸太町店でのみ対応)。
更に2018年3月からは既存店:eirin丸太町店のすぐ斜め向かいに“別館”として「サイクルハテナ」をNEWオープン!グラベルロードやツーリングバイク、それにまつわるアパレルやパーツ、バイクパッキングを始めとしたツーリング系アイテム、またキャンプグッズなど、今までの自転車屋の既成概念にとらわれることなくスタッフ自身が本音で良いと思えるアイテムをセレクト~販売もさせて頂いております。
eirin丸太町店&サイクルハテナでは、自転車に関する事なら分け隔てなく承り、お客様と共により良い自転車生活を送る事を信条として日々営業しております。
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