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オリジナル グラベルバイク ~Original Gravel Bike~【 MAJOR TOM 】FRAME & FORK SET(フレーム&フォークセット)のご紹介。

2022.12.09 2022モデル , BLOG , eirin丸太町店 , MAJORTOM(メジャートム)オリジナルモデル , グラベルロード , サイクルハテナ(eirin丸太町店別館)

↓本モデルのよりタイムリーな情報はこちら↓

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*2023.4月 低身長の方も乗車可能 Sサイズが追加されました!


「プロローグ」

我々は 本モデルのベースとなる「グラベルバイク」というものが、砂利道(グラベル)専用 / それのみに特化した車種であるという解釈はしておりません。あくまでも「進化したツーリング自転車」として 伝えていきたいと考えております。

情報&モノが過剰に溢れ、まさに混沌とした時代の真っただ中を生きる 現代人が新しく世に放った バイクカテゴリー「グラベルバイク」というものが、砂利道を走る、キャンプライドやバイクパッキングツーリングといった、限られた目的を達成するだけのものや、一過性の流行/注目のみに終わらない、

あくまでも日常と非日常 / 都会と自然を繋ぐ、カテゴリーや先入観に制限されず ただシンプルに自由に生活を楽しむ事こそを目的/本質とするスポーツバイクの本来の在るべき姿「現代解釈のツーリングバイク」というギアであって欲しい。

路面状況問わず、走る距離/スピード/目的/スタイル、我々現代人があらゆるモノゴトから解放され自分らしく楽しめる「NOT!グラベルバイク、YES!リベラルバイク」

当店オリジナルモデル【MAJOR TOM】が導く正解や答えは”あなたの中”にこそあり、そこで得た知識/経験が 未来の自転車文化へ繋がっていくものでありますように。


オリジナル クロモリグラベル モデル【MAJOR TOM / メジャートム】


-目次-
・ストーリー
・従来のグラベルバイクにはない”ファスト設計”
・ ”オリジナル”への想い
・モデル名/価格/仕様/ジオメトリー
・主な仕様、詳細


製作ストーリー

~NOT!グラベル YES!リベラル~

ここ近年、業界で大きな盛り上がりをみせる”ドロップハンドルにディスクブレーキ&太いタイヤ”を組み込んむグラベル~アドベンチャー~ツーリングバイクの類。

歴史と様々な文化が色濃く根付き、普段生活する上でも自転車が相性良く 山に囲まれ都会と自然が実に近い盆地であるこの京都で、業界に”グラベル”という言葉の片鱗すらなかった頃より ごく日常的にインフラが行き届いていないガレた旧道や山中の林道、キャンプや長距離旅へと、シンプルにこの土地がもつ様々なフィールドで”サイクリング”を楽しみ続けてきた我々にとって、どんな人でも”自分らしく”付き合える この「グラベルバイク」という新しい車種の概念が生まれた事はとても喜ばしい事でした。

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ただ一方で、自転車販売という仕事に携わりながら、その高い注目度に併せ 時に過剰に反応する市場と 少なくとも我々とはズレたその見解に 疑問を覚えると同時に、実際我々自身が この自転車の本質、そして何ひとつ飽きる事なく楽しみ続けている自身の自転車生活の事をどれほど内観し周りに伝える事が出来ているのか?という自問が生まれました。

~絶景を目指して~【BIKE AND HIKE】 してきました~

先人から伝わった数々のテクノロジーの進化に支えられ、タイヤ幅の制限=走れる道の制限から、脚力やテクニックといったスポーツ色一辺倒の視点から解放され、そこに道さえ/パッションさえあれば 誰しもを自由平等に楽しませてくれる、

まるでスポーツ自転車を赤ん坊のような姿に立ち返らせたかのようなこの「グラベルバイク&カルチャー」への高い注目を 決して市場優先の一過性(流行)のみに終わらせない為にも 我々自身が経験してきた事を惜しみなく表現しよう。

欧米の文化に囲まれ そして憧れ続けつつも 地形も気候も文化も生活スタイルもまるで違うこの日本で暮らす我々が、更に”自分達らしくある為”に。

日本のフィールドに合わせたロジックをビシッと効かせ、楽しく 格好良く そして末永く。

「カッコイイとは/面白いとは/楽しいとは何ぞや?」を常に問い続け「初期衝動」の大切さを常に教えてくれる、憧れの自転車やロックミュージックに最大限の敬意をこめて。

Not Theory! Do Anything Do You Wannna Do!

未だ世の中にない新しいギアであるからこそに、 誰かの受け売りのみならず乗り手自らこそがそのスタイルを導き出すような「自分達が本当に欲しいモノ」を作ろう。

グラベル(砂利専用)ではなく、リベラル(自由)と言葉を置き換えて。

そんな思いから【MAJOR TOM】の企画がスタートしました。

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欧米と違うアップダウンの多い日本の地形を考慮。従来のグラベルバイクにはない ”登坂・加速性を犠牲にしない設計”

本フレームセットは、世の中に既に存在する欧米発信のグラベルバイク設計そのままに オリジナルのデザインを施しただけのモノではございません。

欧米とは地形のまるで違い 起伏が多く/殆どの道が舗装されている日本のフィールドでの使用&日本人の生活スタイルを最大限に考慮。

本格的な長距離ツーリングに役立つアイレット(ダボ穴)を多く配備し、

大きな石ゴロゴロある荒れた林道へのアプローチをも可能とする 最大タイヤ幅:700x50C(27.5×2.0inch) といった「グラベルバイク」をベースとしつつも、

日頃より いくつもの峠を越え インフラが行き届いていない凸凹とした旧道や山中の林道へサイクリングに出かけ続ける 我々のリアルな日常から見出した見解から「何が必要か?」をふんだんに落とし込んだ、

~世の中に ありそうで無かった~「オリジナルグラベルフレーム&フォークセット」となります。

~日本のフィールドを楽しむ為にある、加速性を犠牲にしない設計~

国土の3/4が山や丘陵地(詳しくはコチラ)であり 道路舗装率が90%を超えるここ日本では、

グラベルバイクカルチャーの発信元といえる海外のような長く続く平坦な砂利道などは実に少なく、

我々が自転車で遊べる道は 長い「舗装路」と多くの峠(上り坂)を経て立ち寄れる 限られた「砂利道~林道」がメイン。

しかしながら、日本の市場に出回る 大手外国のブランドが用意する スチール/アルミフレームモデル主としたグラベルバイクは、

車体のふらつき難さ~平坦での直進安定性、多くの荷物を積むツーリングや山中でのタフな使用に耐えうる強靭性など、欧米のフィールド・文化に寄せた内容のものが殆ど。

我々は、欧米のような1か月程の長期休暇もなく、前述のとおり山が多く ほとんどの道が舗装され、そもそも国土狭い ここ日本で自転車遊びをするもの。

グラベルバイク黎明期 それ以前よりこういった車種/遊び方に注目し、各社多くのバイクを試乗を経てきた我々の共通見解は、

「もっと登りが楽になるモノを! でないと大半の人がお楽しみの林道まではバテてたどり着けないぞ?」でした。

本モデルには、普遍的な佇まいで長く付き合っていけるクロモリフレームを軸としつつも、

海外の大手マスプロモデルとは一味違う 日本の使用背景を考慮した「登り区間でもたつかない/決して加速性能を犠牲にしない設計」を用意。

街乗り~普段使いから、サイクリングのメインとなるオンロード、インフラの行き届いていない人里離れた旧道&路面ガレた林道へのアプローチ、

そして時には多くの荷物を積載したキャンプツーリングや長距離旅行等、あらゆる目的にマルチに適応するグラベルバイクが持つ多様性はそのままに、

近年 国内でも高い注目を集めるグラベルレースや シクロクロス競技でも充分活躍できる「スピーディな走り」が何より最大の魅力です。

しかしながらそのファストコンセプトは、決してスピードの”優劣”のみを最優先したものではありません。

あくまでも その加速度高い走行フィーリングは、競技視点だけでなく、午前中だけ、週に一度だけ、 長距離旅行は一年に数回かな? といった、仕事や学業 家庭との関わりなど日々忙しく 趣味の時間が限られがちな日本人のライフスタイルとの相性、また体力に自信の無い方でもよりフィールドへ足を進めやすくさせる為のものであるという事を附記しておきます。

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”オリジナルモデル” への想い

~モデル名~「MAJORTOM/メジャートム」とは

本モデル名には、ロックスター デビッドボウイによる1969年アポロによる人類が初めて月面着陸したのとほぼ同時期に発表した “space oddity”という曲の歌詞に出てくる架空の人物からインスパイア(更に詳しくはコチラ)。

Ground Control to Major Tom
「管制塔よりトム少佐へ」

Take your protein pills and put your helmet on
「プロテイン服用後、ヘルメットを装着されたし」

Ground Control to Major Tom (Ten, Nine, Eight, Seven, Six)
「管制塔よりトム少佐へ」(10, 9, 8. 7, 6)

Commencing countdown, engines on (Five, Four, Three)
「カウントダウン開始 エンジン点火」(5, 4, 3)

Check ignition and may God’s love be with you (Two, One, Liftoff)
「点火確認 神のご加護を」(2, 1, 0)

宇宙飛行士”トム少佐”と管制塔との会話がそのまま歌詞になっている本楽曲。

その内容~脈略は実に意味難解ですが、そこに明確な答えがないからこそ 聞き手によるその時の心情で自由に解釈出来る/受け手をも巻き込む 面白さがあるように思います。

本モデル含め この若きグラベルバイクもそんな”space oddity”のように 最終的な答えは 乗り手自らが自由にたっぷり時間をかけて見出す⇒ その人のスタイルを投影できるようなモノであって欲しい。

輝いてほしいのは、自転車ではなく人。 正解なんてないのだから 誰しもが自由に楽しんで欲しい。

この「MAJORTOM」というモデル名にはそんな想いが込められています。


~hand made in KYOTO~ 一本一本ハンドメイドで製作されるフレーム

本フレームには国内で唯一 福島県にて製造される「KAISEI 019チューブ」を採用すると共に、その製造は 我々と同郷京都を拠点にする「E.B.S」にて熟練の職人により一本一本ハンドメイドで製作されます。

バブル崩壊と共に、元々我々手先の器用な日本人が得意としていたスポーツ自転車の製造の大半が台湾や中国に移行してしまった昨今ですが、 この国内には今もなお 小規模ながらも大企業と違う小回りの利くその体制を活かし、元より日本人の得意とする 世界に誇れる高い技術や 物事を繊細に紐解く類稀なるセンスを更に磨き 自転車に表現し続けるフレームビルダー&カンパニーが存在しています。

安価な中国製からコストパフォーマンス高い台湾製、海外製品を購入する事が当たり前となった自転車市場に対して、それとは一線を画す別の高い価値を提案し続ける 国内ハンドメイドという体制/職人への大きなリスペクトを抱くとともに、 オリジナルモデルを 海外ではなく 日本製のパイプを使い、地元 京都で作るという選択は、改めてこの土地で生活する我々にとって実に自然な事であり、また我々が憧れるスタイルある海外のブランド同様、世界中の誰もが真似出来ない「自分達らしさ」ではないかと考えました。

京都にある自転車屋がとったとても小さな行動ではありますが、「hand made in KYOTO /JAPAN 」でオリジナルを。というこのプロセスが、 我々が今まで先人から教えてもらった経験、文化、そしてこの日本の高い技術が少しでも後の世代に繋がっていくきっかけ/手助けの一つになれば何よりです。


モデル名/価格/仕様/ジオメトリー

【MAJOR TOM / メジャートム 】FRAME & FORK SET

販売価格:¥260,000(税別)/¥286,000(税込)

~ご購入/完成車へのご相談など お問合せはこちら~

◎カラー:オーダー(ソリッドカラー)カラーチャートはコチラをご参考に下さいませ)

◎サイズ/適応身長(目安):

【S / 約156cm~】シート:460mm(C-T)、トップ:520mm(C-C)

【M / 約163cm~】シート:490mm(C-T)、トップ:530mm(C-C)

【L / 約173cm~】シート:530mm(C-T)、トップ:550mm(C-C)

*適応身長においては、お好みの組み方/ホイール径/ご使用用途などで前後します。詳しくはご相談下さいませ。

◎フレーム:KAISEI019 (トップΦ28.6 、シートΦ28.6、ダウンΦ31.8)

◎フォーク:ENVE ADVENTURE FORK 1.5 TAPER

◎主な規格:BB/68mmJIS、ブレーキ:フラットマウント、ヘッド:44mm ZS44、シート:27.2mm / Clamp 31.8mm、OLD:F/12x100mm R/12x142mm、

◎最大タイヤクリアランス:700×50c or 27.5×2.0inch

*本モデルは完成車ではございません.フレームとフォークのみのセットとなります。

*対面お渡しを基本とさせて頂いておりますが、ご遠方の方はビデオチャットなどリモートでも対応させて頂けます。

*アバウトな完成車へのお見積り含めお問合せはメールでの対応も可能ですが、綿密な完成車お見積り/ご注文の際は対面&ビデオチャットでの接見後とさせて頂きます。

*売価/仕様は状況により変更する場合ございます。


【ジオメトリー】

~アップライトポジションでも美しい佇まい~

本モデルには、決して低すぎないBBドロップ、限界まで切り詰めたチェーンステー長含めた加速性を犠牲にしないジオメトリーを用意するとともに、完成車にした際の佇まい/フォルムにも最大限意識しました。

特に各サイズ絶妙なヘッドチューブ長は、ツーリングに適したアップライトなハンドル高を希望する際も 多くのコラムスペーサーを積む必要がなく、ロードバイクやシクロクロスのような美しい佇まいに組み上げれる事も大きな魅力の一つです。


主な仕様・詳細

  • フレームには日本に唯一残る福島県産 KAISEI(カイセイ)製「019」クロモリチューブを採用。高い振動吸収性によりライダーの疲労をサポートし、厚み0.8-0.5-0.8mmの軽量ダブルバテッド菅の絶妙なしなりとバネ感が軽快な加速性へ寄与します。耐久性の高さも魅力の大きな一つ。

  • ヘッド規格は44mm。重量面とのバランスを崩さずとも大口径により得られる高い剛性はディスクブレーキの高い制動力をしかと受け止め 前方からくる挙動を抑えると共にダンシング時の推進力へ寄与します。

  • フロント12x100mm、リア12x142mmスルーアクスル規格。ホイールを常に一定の位置に&強度高く固定力出来る本規格は、ディスクブレーキの高い制動力をしかと受け止めると同時にライダーのパワーを余す事なく推進力へ置き換えます。輪行時など車輪を付け外しする際のトラブルも軽減。

  • 高い剛性と軽量性を誇るアメリカン名ブランドENVE製カーボンディスクフォークを標準セット。ツーリングに便利なサイドダボ&ダイナモライト用ケーブルホール配備。可変式エンドによりオフセット長49mm or 55.5mmの選択可能。

  • タイヤクリアランスは、路面荒れがちな林道~トレイルへのアプローチが多くなる国内使用想定のもと、ロードクランク(50x34T)の併用可能ながらも最大700x50C / 27.5×2.0インチを確保。

  • 林道の下り区間で役立つドロッパーシートポスト内装ワイヤーホール。BBハンガー内部からケーブルアウトする事で ダウンチューブ~BB周りはすっきりと。

  • フレーム内Wボトル台座に加え、ダウンチューブ裏にもダボ穴を配備。より多くの荷物積載時にお役立ち頂けます。

  • リアキャリアダボをシートステー内側にする事でスッキリとした外観に(*リアキャリア装着時はダボ付シートクランプをご使用下さい)。


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・ストーリー
・従来のグラベルバイクにはない”ファスト設計”
・ ”オリジナル”への想い
・モデル名/価格/仕様/ジオメトリー
・主な仕様、詳細

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京都市河原町丸太町交差点の南西角に位置する【サイクルショップエイリン丸太町店】とその交差点斜め向かいの別館【サイクルハテナ】は、中古スポーツ自転車をはじめ、通学用 通勤用といった初心者向けのクロスバイクやロードバイクは勿論、グラベルロードやシクロクロス、それに伴うカスタムパーツをはじめ、バイクパッキングアイテムといったツーリング・キャンプサイクリングに便利なアウトドアギアも専門的に取り扱っております。
今までのサイクルショップの既成概念にとらわれることなく、スタッフ自身がいちユーザーとして本音で良いと思えるアイテムをセレクトし、”自転車を楽しむ”事をモットーに日々営業させて頂いております。 (主要取扱ブランド:ジャイアント・パナソニックオーダー・コナ・ブリーザー・ロイヤルノートン・フジ・ビアンキ・ジオス・ジェイミス・フェルト・GT・マージ・アラン・ブルーノ・ローローマウンテンワークス・ブルックス・ブルーラグ・シムワークス・ベロオレンジ・アピデュラ・リンタマン・ジロ etc)