最早説明不要なインパクトを放つ “オールドマウンテンバイク”。

ただの懐古趣味に陥らず、当店流現代的解釈を加えた一台。

リバイバルで当時風グラフィックの車体も流行する昨今。

どうせ買うなら「ホンモノ」の方がかっこいいに決まってます！

一点ものビンテージを現代的にアップデート！【中古】VIGORE (ビゴーレ) 26inch ATB マウンテンバイク

-目次-
・モデル、価格、サイズについて
・What is OLD MTB ？
・過去・現在のいいとこどりカスタム
・バイクパッキングとも相性良し、まだまだ育てていきたい一台
・まとめ

モデル、価格、サイズについて

【中古】VIGORE (ビゴーレ) 26inch ATB マウンテンバイク

販売価格：148,000円(税込162,800円)

～オフィシャルオンラインストア～

～楽天市場店～

What is OLD MTB ？

昨今、北米主にすごい勢いで巻き起こっている OLD MTB 熱の高まり。

当時の状態を極力再現・レストアしていく保存的な意味合いだけでなく、使いにくいところは現代的にカスタム、コミューターやツーリングバイクとして蘇らせる事が、トレンドセッターともいえる一部好事家の間でブームとなっています。

80年代後半～90年代初頭のマウンテンバイクの多くは サスペンションのついていないフルリジット車。

入手性の高いごくベーシックな規格の部品で構成されている為にカスタムベースとしては好都合なのです。

現代のMTBは走破性が格段に進化してしまっているのでその感覚で山で使うには流石に厳しいところですが、

頑丈なフレームとエアボリュームのある26インチタイヤは、街をゆったり流したり、カリカリせずに景色を楽しむツーリングや気楽なグラベルライド用途には まさに最適といえるでしょう。

なんといってもあの時代特有のきらびやかなグラフィックは今見ても新鮮。

実際北米ブランドなどはこの時期のカラーリングにインスパイアされた車体をリリースしていますが、やはり「ホンモノの匂い」にはかないません。

街乗りにも映える自転車が手頃に組めるとあって、この時期のマウンテンバイクが大変注目を集めているのです。

このあたりの流れは古着と非常に近しい物かもしれません。

過去の流行品を現代の文脈に置き換えて使ったとき新たに時代を超えた面白いものが生まれるのです。

競輪フレームを都会をすり抜けるメッセンジャーバイクとして再解釈した2000年ごろのピストブームとも重なりますね。

過去・現在のいいとこどりカスタム 

京都のビゴーレも当時MTBに注力していたブランド。

メタリックパープルにブラックのラップ塗装は今ではまずお目にかかれない仕上がりとなっております。

クロモリフレーム、フルリジット、モノクラウンフォーク、OSスレッドといわゆるOLD MTBらしいスペック。

正確な年式は不明ですが、おそらくは80年代後半～90年代初頭のものと推定されます。

コンポーネントは、角ばったデザインがステキ過ぎるシマノDEORE DX 3×7段変速。

聞きなれないグレードですが、XTR登場まではXTに次ぐセカンドグレード。

チェーン・スプロケット等は現代のローグレード品（互換性の問題でそれ以外選択肢がないのです）となりますが、乗り続けていく上でのメンテナンスコストは確実に抑えられます。

シフターも現行のトリガータイプになっておりますので操作性も◎

ハンドルバー周りが今回のカスタムの注目ポイント。

日東×SimworksのFUN3 BARに、NITTO MT-53 ダルメッキ ステムをアッセンブル。

FUN3 BARは、バックスイープによりリラックスしたポジションでありながらダートに突っ込んでも十分抑え込みの効く幅広さ。

フラット部分を握れば前傾を深める事もできますよ。

マルチポジションを生み出す複雑な曲げ加工が施されたクロモリ素材の無骨かつチャーミングなシルエットがフレームを古臭くなく見せてくれます。

サドルはセライタリア・ミラノ ターボレーサー。

当時定番品でもあり、レーシー／クラシックどちらにもより過ぎない丁度良いフォルム。

同社120周年記念復刻のリアルレザー仕様で経年変化も期待できますので、さらに時間を重ねていくことを楽しんでいただければ◎。

タイヤはパナレーサーリッジランナー、伝統的ツーリングモデル。

連続したセンタートレッドとサイドのブロックによってオンオフ問わず。

サイドスキンのクラシック感も◎

バイクパッキングとも相性良し、まだまだ育てていきたい一台

参考までにバイクパッキングアイテムもご覧の通りのマッチング。

キャリアをつけたり泥除けをつけたり、今後のカスタムにも夢が広がります。

まとめ

その人気ゆえに中古市場も高騰が続きますが、それ以上に良好な状態の車体の入手も難しくなっているオールドマウンテンバイク。

人とは違う一台を求める方にぜひおすすめしたい一台です！