その名も「砂利」、王道グラベルロード【 FUJI / フジ 】JARI 1.7 (ジャリ1.7)【2023年モデル】のご紹介
2023.02.20 2023モデル , BLOG , eirin丸太町店 , FUJI(フジ) , グラベルロード , サイクルハテナ(eirin丸太町店別館) , 商品紹介 , 年式 , 車種別紹介タフでありながら舗装路の走りも諦めないのがJARI。
まさにグラベルロードの王道、なにせ名前も「砂利」!
荷物を積んで、悪路を越えてキャンプする…そんなロマンをしっかりかなえる安定性、走破性、積載性。
かといって鈍重なわけではなく、長い長いアプローチの舗装路でも気持ちよく走る快速性能の両立。
もちろん、これらはグラベルロード全般にいえることではあるのですが、矛盾する要素を両立させるために各社様々なアイディアでそのバランスを取っていくわけです。
さてFUJIの出した答えやいかに。
紐解いてみればその手があったかと膝を打つ、納得の作りこみの一台です!
-目次-
・モデル、価格、サイズについて
・フレーム設計
・パーツアッセンブル
・まとめ
モデル、価格、サイズについて
【2022-2023年モデル】FUJI (フジ) JARI 1.7 (ジャリ 1.7)
定価:145,000円(税込159,500円)⇒ 販売価格:130,500円(税込143,550円)
従来モデル同様にチタン配合の軽量アルミを使いつつもリアバッグをコンパクトに再設計し、剛性/振動吸収性共に向上
- 5つのボトルケージ台座+トップチューブマウント、前後キャリア台座等ロングツーリングにも対応
- トップチューブ下のパッドに加え、シートチューブ上端のデザイン変更により、更に担ぎやすい形に
- SHIMANO SORA2x9speed+機械式ディスクブレーキ採用のバリューモデル
- カラー:SILK BLACK、SABI
- サイズ(適応身長目安):
46(160~168cm)
48(165~173cm)
52(170~178cm)
54(175~183cm)
55.5(180~188cm)
フレームサイズ | HA | SA | TT | HT | FC | RC | BB | FO | WB | SH | SK | RH | 適応身長 |
460 480 520 540 555 |
69.5 70.5 70.5 71 71.5 |
74.5 75 74 73 73 |
505 510 530 550 565 |
100 120 140 155 170 |
– | 430 430 430 430 430 |
69 72 72 70 70 |
48 48 48 48 48 |
1005 1007 1018 1023 1034 |
738 767 790 804 824 |
– | 360 364 367 372 382 |
160~168 165~173 170~178 175~183 180~188 |
FS:FRAME SIZE | BB:BB DROP | |
HA:HEAD ANGLE | FO:FORK OFFSET | |
SA:SEAT ANGLE | WB:WHEEL BASE | |
TT:TOP TUBE | SH:STAND OVER HEIGHT | |
HT:HEAD TUBE | SK:STACK | |
FC:FRONT CENTER | RH:REACH | |
RC:REAR CENTER |
フレーム設計
基本設計はタフさ・安定性を重視をしつつ、バイクの「かかり」に大きな影響を与えるリアバックをかっちりさせることで気持ちよく進ませる、ざっくり言えばそんな狙いがみえてきます。
ダボ穴が多数配備され、荷物の積載を考慮した強度高いフレーム。
キャリア・フェンダー取り付けはもちろん、トップチューブバッグのボルトオンやフォーク横への積載などバイクパッキングフレンドリー、積載方法は選び放題。
このバイクの肝はリア三角。
軽量化を狙って6061番アルミがチョイスされた前三角に対して、より強靭な6066番アルミを採用。
ここの設計をモダンロードではスタンダードとなったドロップドシートステー(トップチューブより一段下げてシートチューブと接合)によるコンパクトなものとすることで剛性を向上。
素材と相まってライダーの脚力をしっかり推進力へと変換してくれます。
低いBB位置、ロングホイールベースは悪路での安定性向上に寄与しつつ、舗装路でも高速巡行の維持が容易。
これによる直進安定性の高さは長時間走行でも疲れにくいメリットも。
写真のようにがっつり荷物を積むならなおさら活きてくる設計です。
モデル初期から装備され続ける担ぎを考えたショルダーパッドなど、細かいところまでしっかり実際のフィールドを想定して作りこまれており、マスブランドながらシーンへの深い造詣とリスペクトを感じます。
パーツスペック
メインコンポはSHIMANO SORA 2x9speed。
STIに機械式ディスクブレーキが組合わされた仕様。
より多くの人にグラベルバイクの楽しさを届けるためコストダウンを感じる部分もありますが、よく練られたパーツ構成ではないかと。要点は抑えしっかり性能を活かしきれるような配慮を感じます。
必要十分、これでも不満が出ればカスタムしていけばOK!
-
FSA製クランクセットを採用。正直コストダウンを感じる部分ではありますが、インナー30Tによりかなり軽いギア比が実現できるのは嬉しいところ。標準的なJIS規格のBBであるところも安心、カスタムの選択肢も広がります。。
-
ヘッドセットには当店で今最も人気のWOLFTOOTH製がチョイス。精巧な削り出しのボディーに美しくアルマイト処理されカラーも豊富。シール部が強化されて水や汚れに強くステンレスベアリングが採用されタフなグラベルライドにも相性良し。比較的お求めやすい価格も魅力です。(シートクランプも同社/同カラーでコーディネイト)
-
ブレーキはTEKTRO製。制動力アップを目指すならカスタムも視野に入ってくる部分。
このモデルのために専用設計されたOVALのアドベンチャーバー。 -
このモデルのために専用設計されたOVALのアドベンチャーバー。未舗装路でしっかり抑え込みが効くように幅広でフレアも絶妙な角度。ライダーの手首の角度を最適化し下ハンを有効に使えるようになっています。
足回りはWTB SX19リム、QRハブにPanaracer のCommet Hard Pack 700×38cタイヤ。
まとめ
リア三角をモダンロードコンセプトでガチッと作ることで快速性能を、他は安定志向にすることで矛盾する要素の両立を図るコンセプト。実際跨ってみてもするするっと前に出る印象。
そんな細部に至るまで作りこまれたフレームをお求めやすいパッケージにした本車体。
カスタムの選択肢も広くグラベル入門にもってこい。
ただのタイヤの太いロードや、クロスバイクに毛の生えたようなものとは違い、これぞグラベルロードといえる納得の一台です。
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