オーバーホールって本当に必要なの？【自転車メンテナンス】

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五月も終わりに近づき自転車に乗りやすい季節になってきましたね！

当店では日頃よりお客様からご依頼のある自転車を気持ちよく乗る・永く乗っていただく為にメンテナンスプランのご依頼が増えてきております！

今回はメンテナンスプランってどんなことをしてくれるのという疑問への回答含め、今月に行ったオーバーホールのご紹介です。

オーバーホールと聞くと、そこまで必要なの？と考えがちですが、これは自転車を永く使う上でとても重要なコトになります。

作業工程としては、【全体分解・洗浄・再組組付け】【ホイール振れ取り】【WAKOS バリアスコート処理】【フレーム内防錆スプレー】【ボトムブラケットグリスアップ】【前後ハブグリスアップ】【ヘッドパーツグリスアップ】となります。

オーバーホールの作業の中に、自転車をばらす工程があります。

上はボトムブラケットを外した写真ですが、長年の雨水がフレームの底に溜まり錆が発生しています。これを気付かずに使い続けるとフレーム破断のリスクが高まるという事です。また防錆スプレーをフレーム内に吹き付け錆止め防止の予防もしております。

汚れはフレーム内部だけではありません。フレーム表面の汚れもキレイに落とし、WAKOS バリアスコートでコーティングも行います。汚れをそのままにすると塗装を痛めますし、フレームが綺麗になると気持ちがいいですよね！

オーバーホール時に上記内容の作業を行うのですが、消耗部品（チェーン、スプロケット、ブレーキパット、タイヤ、ワイヤー類）も状態によって交換必要な場合も。

例えば折角車体・回転部分を綺麗にしてあげても、チェーンがサビていると異音・最悪はチェーン切れの原因にもなります。

オーバーホール時の消耗品交換は、工賃が無くなり部品代のみで大丈夫ですので、まだ使える部品は活かしつつ交換しておきましょう！

今月オーバーホールを頂いた1台。

消耗品の交換を主に、お客様の用途（主に街乗り、通勤）でのご希望でパニアバッグを付けれるようにリアキャリアも取り付け！

この車体の主なメンテナンスはブレーキ。
おそらく購入されてから油圧ディスクブレーキのオイル交換を行っていなかったということなので、ピストンの動作不良が起こっていました。
近年クロスバイクにも油圧のディスクブレーキが普及してきましたが、ワイヤーみたいに錆が目で見えるわけでもなく、ましてやブレーキオイルもご納車時にご説明しなければ一生持つと思われてしまいます。
ブレーキ本体の隙間から細かいごみが入る等で中のオイルが傷み続けると動作不良が起こり、ブレーキパットが押し出されたまま・ブレーキレバーを握ってもスカスカ等いろんな症状が出てきます。
そられを防ぐためにも、年に1回は入れ替えオススメ！