【 ARAYA / アラヤ 】1999年製 オールドMTB マウンテンバイクフレームを フルカルタムで完成車にさせて頂きました。
2023.07.14 BLOG , eirin丸太町店 , MTB , サイクルハテナ(eirin丸太町店別館) , フレームとっても自転車屋冥利につきるお仕事をさせて頂きました~!
【 ARAYA / アラヤ 】1999年製 OLD MTB マウンテンバイクフレームを フルカルタムで 完成車にさせて頂きました。
1903年、日本で初めて自転車用リムの生産を開始したという歴史ある、国内自転車ブランドARAYA。
戦後間もない1946年から「二台にまさるこの一台」をキャッチコピーに 当時の自転車の約二倍の価格ながら二台の自転車以上の寿命を有する高い品質をもつ「金ツバメ軽快車」の生産・発売し、
そのイズムを継承し 1960年代には東京オリンピックにあわせロードバイクを競技機材として開発。また独創のフォールディングバイク、小径車、
そして1982年には 今もなお世界中でそのニーズが絶えない日本のメーカー初のマウンテンバイク「マディフォックス」を投入し、1990年代には あの強烈なインパクトをもつ「マグネシウム一体成形フレーム」を発表するなど。
日本の自転車文化史とは切っても切れない&紛れもなく大きく貢献している老舗ブランドであります。
そんなARAYAさんのホームページのほうでは過去1983年~のカタログをPDFでアップされております。
かなり貴重&面白い情報ので、是非自転車フリークの皆様はご覧頂ければ幸いです!
今回のフルカスタム車のベースとなるフレームは、そんなARAYAの店頭に吊るしてあった 1999年 「MF26RSA 中古フレーム」
通常のアルミに比べ軽く&高剛性という性質を持つアメリカの変形アルミニウム「7005 T6」を採用した当時のクロスカントリーモデル。
大口径のダウンチューブなど角ばった異径チューブながらもストレート&シンプルな形状。 またガセット部に盛られた溶接とアルミの無垢素材の質感は、いかにも90’Sバイクというテイスト。
そして今回完成車にするにあたり、このオールドスクール(時代的にはニュースクールって言った方が適切?)なフレームに構成したパーツは、
大量のダボ穴を用意したクロモリリジッドフォーク、MICROSHIFT 1x10SPEED コンポ、EQUALの高性能機械式ディスクブレーキ、フルフェンダーをはじめとした、現代の自転車文化思考に根差されたモダンなパーツ。
古きモノを活かし、今の時代・思考を乗せる⇒ 流石 様々な個性的なバイクを所有するオーナー様のハイセンスがキラリと光る 実にモダン&個性あふれる一台となりました。
【各構成」
フレーム:ARAYA MF26RSA 1999年
フォーク:STRIDSLAND Barnacle Fork
ハンドル:NITTO by BLUELUG HiHi-bar
ヘッドパーツ:WOLFTOOTH
グリップ:ODI VANS GRIP
ブレーキレバー:DIACOMPE SS6
コンポーネント:MICRO SHIFT Advent X 1x10SPEED
クランク:FORMOSA 36T
ホイール:SHIMANO DEORE HUB + H PLUS SON TODESTRIEB 26″
タイヤ:MAXXIS HOLY ROLLER 26×2.20”
ペダル:MKS ALLWAYS
フェンダー:PDW フルメタル・フェンダー
ハンドルバーバッグ:OWNER’S ORIGINAL MYOG
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テキストが入ります。カナダ発STRIDSLANDのBarnacle Fork。Barnacle=フジツボと名付けられた本フォーク。ご覧の通りこれでもかと言わんばかりのダボ穴が用意。クロモリ素材ですが、内部の錆を防ぐEDコーティング済。錆に強くなっております。(最大 80 mm) サスペンションフォーク設定のサイズ設計につき、今回のフレームとの相性良しです。
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ハンドルには、NITTO by BLUELUG HiHi-barが用意。普段よりご自身でバッグ製作を行っているオーナー様。今回は本ハンドルにぴったりフィットするバッグを自作で用意されました!スプラッシュ柄の生地が雰囲気ありますね!
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クランクにはFORMOSAをチョイス。現行品では希少なシルバーカラー、またモダンなゴツめのフォルムが本フレームにとてもよく似合っております。
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変速にはMICRO SHIFT社の Advent X 1x10SPEEDを用意しつつもスプロケットには信頼のSHIMANO(11-42T)をチョイス。チェーンにはGOLDカラーが印象的な真鍮コーティングで腐食にも万全のプロテクション性を持つWippermann社のを用意。
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リムは、ピストライダー御用達 H PLUS SON社のTodestrieb。角ばったトラディショナルな形状をモダンに強度高く仕上げたタフネスさとスタイリッシュさを兼ね備えたリムです。
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フルフェンダーには、PDW製 フルメタル・フェンダー650 を用意。画像ではお伝えし難いですが、スタイリッシュな形状をもつアルミ製の本体自体かなり強靭で、Wステー(リアのみ)で他社に比べガッチリ固定できます。様々なフレームの形状に対応する固定具も豊富に用意されており、前後のマッドフラップも標準で用意されております。今回26”という事でしたが無理なく取り付ける事ができました(幅は規定オーバーでしたがギリギリなんとか)。
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ブレーキには高品質な機械式ディスクブレーキ。日本ブランドGROWTAC社のEQUALを。詳しい説明はブログをご覧頂ければ幸いですが、「制動力」「軽さ」も世界最高クラスの本ディスクブレーキ。高強度の超ジュラルミンを使用し、キャリパーのほぼ全ての部品を高精度に削り出したボディ。パッドクリアランスは左右独立した無段階調整が出来るため、更に繊細なこだわりの微調整も可能です。
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タイヤには、シンプルな□型のみのトレッドパターンが印象的。BMXタイヤをベースとしたMAXXIS HOLY ROLLER 26×2.20”。ストリートからダートまでオールラウンドに 対応する本タイヤ。今回のようなコミュータースタイルバイクにもピッタリ。
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インスタグラム #oldmtb でも 世界中から多くのポストがあがっているように、世界中で古いMTBをカスタムする文化には大きな注目が集まっています。
フラット⇒ドロップハンドルへ スムーズにカスタム可能な【SURLY / サーリー】Corner Barもそこに関連する大変注目度の高いアイテムですね!
また最近では、アメリカのバイクフリークの間で、こちらのフレームのような90年代~2000年初頭のロードフレームを現行モダンパーツで組みなおすという流れもチラホラと出始めていますね!
テクノロジーの進化にあわせ道具としての機能性を追い求めつづけるのも面白いですが、こういう”人の興味が少なくなったモノ”に新しい価値を生み、そこから新しい思考で再生させていくのも間違いなく面白い!
お家に転がってるもう使わなくなったフレームやパーツ。ふともう一度見直してみれば新たに面白いモノゴトが見えてくるかもしれません!!
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