【 GROWN BIKE / グロウンバイク 】HEY JOE (ヘイジョー)を コミューター・グラベル完成車に。
2023.11.02 BLOG , eirin丸太町店 , GROWN BIKE (グロウンバイク) , MTB , RawLow Mountain Works(ロウロウ マウンテンワークス) , グラベルロード , クロスバイク , サイクルハテナ(eirin丸太町店別館) , ツーリングバイク , フレームabout “GROWN BIKES”
数々の名作アウトドアバッグを展開する「RawLow Mountain Works(ロウロウ マウンテンワークス)」のリョウタロウ氏と
京都発ハンドメイド自転車工房「E.B.S」がタッグを組んだ 日本発のブランドです。
国内ハンドメイドで製造されるフレームセットや、充実したコストパフォーマンスありつつも非常に美しい佇まいのミニベロやキッズバイク、オリジナルパーツなど。
自転車に対する深い造詣に加え、アウトドア~ファッションなど 自転車マーケットのみならず幅広いアンテナ感度から生まれる各アイテムには
国内外問わず大手ブランドとは勿論、マニアックな海外ブランドとも一味違う、(ちょっと代わりが見つからない)
独自のセンスがキラリと光るオンリーワンな価値を感じます。
今回紹介するブランドのアイコン的存在「HEY JOE」は、
マウンテンバイクの始祖、古き良き「ATB(オールテラインバイク)」を 現代的解釈でオマージュしたモデル。
最大タイヤクリアランスは27.5×2.3インチ設計。クランカーバー仕様で組むのは当然バッチリですが、700Cホイールで組み上げたり。
ドロップハンドル仕様でのアドベンチャー/ツーリングバイク/グラベルバイクのように組み上げたり、今回のようにクロスバイクベースで至高のコミューターバイクとして組み上げたり。
乗り手がしたいように&自由な発想で組み上げてもバッチリハマる。そんな懐深さが魅力的。
長距離・時間でも。 街乗りのように短距離・時間でも。オンロードでもオフロードでも。
まさにMTBが生まれた頃がそうであったように、自由なフィーリングで目的地まで連れてってくれる。そんな自転車です。
フレームは、国内で唯一ハイエンド自転車向けパイプを生産している福島県産KAISEI社製パイプ「022」を採用。
溶接は京都に工房を構えるE.B.Sにてハンドメイドで製作されています。
そして何よりフレームに施された この ”パーカーRAWフィニッシュ”の風合い。
フレーム自体に防錆処理をした後、マットクリアコートのみで仕上げられた 素材や手仕事の質感を生かした 通常の塗装では表現できない独特の魅力があります。
世界中の感度高いサイクリストから高い評価を得るアメリカンハンドメイドブランドのような雰囲気ありつつも
ただの模倣に終わらず、そこを深く紐解き、その使用フィールド背景含め ”日本人らしさ”を忘れずに、作り込む高いセンスと国内ハンドメイドによる確かな技術を用意。
正に「~自分達が欲しいモノを作る~JAPAN ガレージブランド然」としたブランド「GROWN BIKE」ならではの一台です。
-目次-
・モデル、価格、サイズについて
・HEY JOE (ヘイジョー)フレームセット詳細説明
・完成車 制作例
・まとめ
モデル、価格、サイズ、ジオメトリーなどについて
【 GROWN BIKE / グロウンバイク 】HEY JOE (ヘイジョー)フレームセット
販売価格:¥138,000(税別)/ ¥151,800(税込)
◇本モデルは完成車ではございません。フレーム&フォークセットでの販売となります。
◇トップチューブの形状が2種類(ストレートorラウンド)あります。
「サイズ(シートチューブ(C-T)」
・ストレートver : S/460mm、M/485mm、L/520mm
・ラウンドver : S/405mm、M/430mm、L/465mm
「主な仕様」
フレーム素材 : クロモリ(Kaisei 022)
ヘッドパーツ : 1-1/8
ボトムブラケット : JIS
シートクランプ : 31.8mm
シートポスト: 27.2mm
ブレーキ:フラットマウント
最大タイヤクリアランス : 27.5×2.3
O.L.D : フロント100x15mm リア142x12mm
FD取付 : 28.6mm
センタースタンド台座
「ジオメトリー」
各サイズにおける適応身長においては、どのようなパーツの構成、どのような乗り方を希望するか?によって変わりますので、ご相談下さいませ。
HEY JOE (ヘイジョー)フレームセット詳細説明
1970年代MTBの源流を創り出したJOE BREEZE (BREEZER BIKES)へのリスペクトと、
あの神様 Jimi Hendrixのデビュー曲「HEY JOE」のリズムとバイクペダリングの親和性。
そのダブルミーニングから名づけられた「HEY JOE」
パイプには国内で唯一ハイエンド自転車向けパイプを生産している福島県のKAISEI社製によるダブルバテッドチューブのスタンダード、丈夫さと軽量性のバランスに秀でる事で良質なオーダーメイドツーリングバイクに採用され続ける「022」が採用。
フレームの溶接は京都に工房を構えるE.B.Sにてハンドメイドで製作されています。
そして そのパイプを彩るのは、ヘビーデューティ然とした雰囲気が男心をくすぐる溶接痕など手仕事や素材の質感そのものが表現された「パーカーRAWフィニッシュ」仕上げ。
塗装をせずフレーム素地にそのままクリアコートをかける通常のRAWフィニッシュとも一味違う、この無垢の金属色(もっと薄いシルバー色になります)よりも濃く黒ずんだ絶妙な色味のこの処理。
実はクリアコート前に素材の表面にリン酸塩で表面を酸化させた “防錆処理”を施したもの。
味のあるパイプ同士を接続する溶接部/ロウの鈍金色はそのままに、外部からの ”錆”に強く(勿論防錆されている面よりも深くキズがいけば錆びるのですが)、
使えば使う程に否応なく生まれるキズ、それはもはや”味わい”に。
本モデル:HEYJOEの格好良さの大きなポイント⇒クロモリ素材の有機的な素材感と重厚感が更に感じられる スペシャルな仕上げとなります。
本モデルの最大タイヤクリアランスはMTB 27.5×2.3インチで設計していますが、ホイールを高速順行性を重視した 700Cにして組み上げたり、ドロップハンドル仕様でのアドベンチャー/ツーリング~グラベルバイク/クロスバイクのように組み上げたり。
乗り手がしたいように様々な用途に組み上げてどこにでも連れて行ってくれる、まさに現代的解釈「ATB / オールテラインバイク」と呼ぶにふさわしく、
スポーツサイクル。スピードにとらわれず、セオリーに縛られず、「楽しむ事」にこそ その本質あり。そんなスポーツサイクルの原点回帰、初めてスポーツ自転車に乗った時の初期衝動を感じさせてくれる一台です。
HEY JOE 完成車制作例
「主なスペック」
ディレーラー:SHIMANO DEORE 1x10SPEED
シフター:MICRO SHIFT サムシフター
ヘッドパーツ:VELO ORANGE Threadless Headset Mirror Finish
ブレーキレバー:DIACOMPE SS-6
グリップ:RINDOW TARUGATA
ブレーキキャリパー:SHIMANO BR-RS305 フラットマウント
クランク:FORMOSA 36T
ホイール:VELO ORANGE Disk Hub + Voyager Rim 700C
タイヤ:SIMWORKS by PANARACER Homage 700x43C
ステム:NITTO UI-12
ハンドル:SIMWORKS by NITTO RAMBLE BAR
シートポスト:SLIT SEATPOST
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今回のHEY JOE完成車。やはり印象的なのは ハンドル:SIMWORKS by NITTO RAMBLE BAR。手前に戻ってくるコミューター形状ながらも全幅710mmのワイド幅は、大きなフロントバッグの装着は勿論、通常のハンドルではあり得ない程の豊富な握り位置(中央部にバーテープを巻くのもありですね!)を用意します。
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全体の構成にあわせ、クランクには貴重なシルバーカラーをラインナップするFORMOSA製を用意。適度な剛性と軽量性を併せ持つモダンな機能性を用意しコストパフォーマンス面も実に優秀(詳しくはコチラ)。
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サドルには、150年を超える伝統の英国ブランドBROOKS製のSWIFT CHROMEを用意。熟練の職人が一つ一つ手作業で打ち込む大きな銅鋲とレールに施された美しいクロムメッキが特徴の本サドル。サイドがカットされた美しいデザインで、ロードバイクだけでなくクロスやMTB、グラベル等々。様々な車種にマッチするベストセラーです。
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グリップには、自転車パーツ市場ではあまり見かける事のないクリアブラウンカラーの雰囲気と まるで’50~60年代の英国モーターサイクルのようなオーバル形状が、BROKKSレザーサドルと相性良い TARIGATAグリップをチョイス。PVC製となっておりグリップあるあるベタベタしちゃう事も殆どありません。因みに変速レバーはマイクロシフト製サムシフター仕様の拘りが◎◎◎
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ホイールには、ハブ・リムともにVELOORANGE製を用意。HEY JOEのフレームはフロント15x100mm&リア12x142mm スルーアクスル規格が採用。VOハブには各規格に合わせた変換アダプター(フロント:12mm/15mmスルー&QR、リア:12mmスルー&QR )が標準で用意。別途アダプターを買い足す必要もありません。VOリムはボックス型のクラシカルなルックスながらもチューブレスレディ仕様という内容。タイヤにはパナレーサーの名作セミスリックタイヤMACH SSをグラベルライドやオールテライン用にリファインしたHOMAGE700x43Cを採用させて頂きました。
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ヘッドパーツにはミラーフィニッシュの輝きとコロンとした曲形が美しいVELOORANGE製を用意。NITTO製クロモリステム周りの相性もとても良い感じです。
まとめ
ご納車の際は、フィンランド~ヘルシンキ発ブランド「PELAGO/ペラゴ」のRASKETを取付させて頂きました。
HEYJOEのスタイルにバツグンに良く似合いますね!
「長く付き合える一台を」~良い自転車~の一つのテーマとして、よくご要望頂き&提案させて頂く事ございますが、個人的には本バイクはまさにソレ。
それは、飽きが来ないようなデザインの面やクロモリフレームの強靭な素材やそれを支える規格、またチョイスするパーツの面もありますが、
どういったキャラクター&ブランドのバイクに乗るか?も重要なポイントかもしれません。
本モデルはGROWNという日本の新鋭スモールブランド。世界中のメディアで大きく取り上げられるようなブランドでもなく、レースで勝利する為のラインナップがある訳でもありません。
しかしながら、本フレームが 日本製のパイプを使い国内京都で溶接されているという背景も然り、
作り手自身が、我々と同じく日本でのサイクルライフを真摯に&リアルに楽しみ、そして国内外問わず様々な他社トレンドブランドに囲まれながらも、そこでも物足りていない正にトンがった自転車フリークな人達。
軽さや速さ、またはコスパなど、様々な数値的優劣で良し悪しを語られがち、海外ブランドに評価が集中されがちなスポーツサイクルですが
ジャパンブランド=「地の物」を使い生活するという思考は、新しく&その一台と長く付き合っていける大きな要素なんじゃないかな?なんて思います。
そんなGROWNBIKES HEY JOE。
見た目も仕様も、そしてそのブランドがもつ背景も。シンプルにすごくカッコイイ!
今なら各サイズ&各フレーム形状(ストレートver/ラウンドver)在庫ございます。
フレーム単体での販売は勿論、完成車へのご用命も大歓迎!是非ご相談下さいませ!
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