about “GROWN BIKES”

数々の名作アウトドアバッグを展開する「RawLow Mountain Works（ロウロウ マウンテンワークス）」のリョウタロウ氏と

京都発ハンドメイド自転車工房「E.B.S」がタッグを組んだ 日本発のブランドです。

国内ハンドメイドで製造されるフレームセットや、充実したコストパフォーマンスありつつも非常に美しい佇まいのミニベロやキッズバイク、オリジナルパーツなど。

自転車に対する深い造詣に加え、アウトドア～ファッションなど 自転車マーケットのみならず幅広いアンテナ感度から生まれる各アイテムには

国内外問わず大手ブランドとは勿論、マニアックな海外ブランドとも一味違う、（ちょっと代わりが見つからない）

独自のセンスがキラリと光るオンリーワンな価値を感じます。

「GROWN BIKE」に関するブログ一覧はコチラ

マウンテンバイクの始祖、古き良き「ATB（オールテラインバイク）」を 現代的解釈でオマージュした同ブランドのアイコン的存在「HEY JOE」

そんなATBコンセプトはそのままに、スタッカード / ステップスルーフレーム & クイルステム、そしてディスクブレーキという新旧が交わり調和した旧くて新しい自転車が COYOTEです。

26インチ or 27.5インチでの組付けを前提としたフレーム設計は、間延びする事無く組み上げた際の佇まいが◎

トレンドと程よく距離を置き、上手く切り離されたプロダクトからは

「自分たちの使いたいものを作る」

という rawlow mountain works のコンセプトがと同じものが感じられます。

全ての人にオススメ出来る、そんな自転車ではありませんが、携わる人の背景も含め、もしも琴線に触れたならこれ以上なく長く付き合える道具となってくれることでしょう。

-目次-
・モデル、価格、サイズについて
・COYOTE （コヨーテ）フレームセット詳細説明
・完成車 制作例
・まとめ

モデル、価格、サイズ、ジオメトリーなどについて

【 GROWN BIKE / グロウンバイク 】COYOTE （コヨーテ）フレームセット

販売価格：168,000円(税込184,800円)

～オフィシャルオンラインストア～

◇本モデルは完成車ではございません。フレーム＆フォークセットでの販売となります。完成車へ組付けのご相談も承っております。

ヘッド：1インチスレッド
BB：68mm BSA
シートポスト：27.2mm
シートクランプ：31.8mm
ハブ：F100 / R135 QR
標準タイヤサイズ：26 x 2.1 ～ 27.5 x 2.3
FD台座：なし（バンド取り付け）
リアエンド：RDハンガー付きトラックエンド
ディスクブレーキ台座：IS
センタースタンド台座

＊本フレームヘッド規格は、クラウンレース規格含め1”ITAとなっておりますが、ヘッドパーツ各商品の公差を相殺すべくヘッドチューブ側はJIS規格（30.0mm）相当で製作しております。TANGE等メーカーによってはヘッドパーツ：JIS & ｸﾗｳﾝﾚｰｽ：ITAという構成で組み上げる事も可能ですが、本体&ｸﾗｳﾝﾚｰｽ共にITA規格のヘッドパーツを使用する場合は、適宜切削をお願い致します。

～サイズ～

S – シートチューブ(C-T)：400mm / トップチューブ(水平換算)：530mm
M – シートチューブ(C-T)：440mm / トップチューブ(水平換算)：550mm
L – シートチューブ(C-T)：480mm / トップチューブ(水平換算)：585mm

～COYOTE 関連ブログ はコチラ～

COYOTE （コヨーテ）フレームセット詳細説明

国内で唯一ハイエンド自転車向けクロモリパイプを生産している福島県のKAISEIがツーリングバイクに向けた強度・重量・しなやかさのバランスに秀でた KAISEI022 を採用しています。

Hand made in kyoto.

京都に工房を構えるE.B.Sにて一本一本丁寧にハンドメイドにて製作されています。

フレームカラーは Amber Raw Finish

ロウ付け跡が透けて見えるキャンディ塗装は深みがあり、素材感含めた存在感、個性はずっと見ていたくなる美しさ。

RDハンガータブ付きの正爪エンド。

まるでトラックバイクの様に一切の無駄なくシングルスピードに仕立てる事も出来るんです。

今回はより多用途に使いやすい1×10speedのMTBコンポで組ませていただきました。

個性ある立ち姿やコンセプトなど、感じるものはたくさんあれど、「この様に乗らなければならない」という様な悪い意味での完成度や窮屈さは感じさせない。

個性的だけど普遍的な道具って実は中々巡り合えないですよね。

COYOTE 完成車制作例

オーナー様のご希望を基に、細部スペックの選択をお手伝いさせていただいた今回の完成車。

新旧混合、遊び心が垣間見えつつもどこかまとまりの良いナイスバイクとなりました。

オーダーありがとうございました。

「主なスペック」

ディレーラー：Shimano Deore 1×10 speed

シフター：Micro Shift Thumb Shifter

ブレーキレバー：Diacompe SS-6

グリップ：Oury

ブレーキキャリパー：Equal

クランク：Formosa × Wolf Tooth

ホイール：GROWN DISC HUB × simworks by velocity Standalone 650B 

タイヤ：simworks by panaracer Super Yummy 27.5×2.22

ハンドル：simworks by nitto Ramble Bar

サドル：Selleanatomica X1

シートポスト：simworks by nitto Froggy Setback

ペダル：MKS Allways Titan

710mmの超ワイドなプロムナードバーは街では紳士的に振舞いつつ、いつでもダートへ漕ぎ出せる準備が万端。Grown との相性抜群な SS-6 & Thumb Shifter に Oury Grip & Fizik Bar Tape で実用性と遊び心を◎

シルバー×ブラックなクランクセットで程よくクラシカルな要素を。重量/剛性/デザイン/価格と全てのバランスが絶妙な Formosa のクランクはこんな時とても重宝します。

その座りやすさに中毒者続出の Selle anatomica saddle. “旧くて新しい” Grown Coyote との相性はもちろん最高です。 意外と少ないポリッシュシルバーのシートポストは痒いところに手が届く simworks のもの。大きなセットバッグで後ろ乗りにセッティングする事が出来るのでプロムナードバーとの組み合わせが◎

サイズ展開/佇まい共に Grown Bike との相性が良い simworks by panaracer Super Yummy 27.5×2.22. リムには同じく simworks by velocity のタフなツーリングモデル  Standalone でタイヤとリム幅もジャストフィット。ギラギラし過ぎないサテンシルバーが良い塩梅。ハブはフレームに合わせて Grown Disc Hub をお選びいただき、オールシルバーのホイールセットとなりました。

まるで最初から付いていたかの様なフィット感の NITTO M-1B Front Rack. Wald Basket や Fabio’s Chest などのベースとして活躍してくれます。

まとめ

せっかくセンタースタンド台座もあるという事で、最後にセンタースタンドも追加いただき更に完成度が高まった今回の Grown Coyote.

クロモリフレームを始めとする耐久性の高いアッセンブルである事は間違いありません。

大前提として頑丈でなければ長く付き合えない訳ですが、

単に頑丈である事＝長く付き合える

とはならない事もしばしば。

 自分自身が今まで手に入れてきたもの、手元に残っているものを思い返してみても思い当たる節がいくつかあります。

日本で自転車とアウトドアを愛する人達が本気で使いたいものとして作り上げた Grown Bike.

その背景に共感があり、過度な鋭敏さ無く毎日乗っても眺めても飽きずに使いやすい道具性、そしてそれに応えられるだけ頑丈である

真の意味で長く付き合えるのはこんな自転車では無いのかなと思います。

ライフスタイルに合わせて少しずつ手を加えながらも、芯は変わらない恒久的な自転車。

現在Mサイズラスト1本となっており、次回製作は未定となっております。

いつでもご相談お待ちしております。