グラベルロードも選択肢が増えてくれたのはありがたいのですが、初めて買う人にとってはどれを選べばいいか分かりにくいのもまた事実。

だいたい何買ってもピュンピュン速いロードと違って、それぞれのモデルごとに大きな特性の違いがあり、どんな遊び方をするかによってオススメできるものが異なります。

もちろん予算の都合もあるかと思います。

10万円台前半でとりあえずグラベル、でも何したいかは乗ってみないとわからない…

そんな人に自信を持ってすすめられるのがこのJARI 1.7。

その理由は、グラベルロードど真ん中なバランスの良さと、将来的にやりたいことがでてきても叶えられる高い拡張性をかねそなえているバイクだから。

新入荷の2024年モデルはナイスカラー&ちょっぴりお求めやすくなったのも嬉しいポイントです。

-目次-
・モデル、価格、サイズについて
・フレーム設計
・パーツアッセンブル
・まとめ

モデル、価格、サイズについて

【2024年モデル】FUJI (フジ) JARI 1.7 (ジャリ 1.7)

定価：140,000円(税込154,000円)

⇒ 販売価格：126,000円(税込138,600円)

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～楽天市場店～

●従来モデル同様にチタン配合の軽量アルミを使いつつもリアバッグをコンパクトに再設計し、剛性/振動吸収性共に向上
●リアエンドは別売りパーツに交換する事でスルーアクスルにも対応、カスタムの自由度も高い設計
●5つのボトルケージ台座+トップチューブマウント、前後キャリア台座等ロングツーリングにも対応
●トップチューブ下のパッドに加え、シートチューブ上端のデザイン変更により、更に担ぎやすい形に
●SHIMANO SORA2x9speed+機械式ディスクブレーキ採用のバリューモデル
●高い強度を誇るクロモリフォークを採用、ツーリング等での荷物の積載も安心
●更にボリュームあるタイヤも使用可能な余裕のあるフレームフォークのクリアランス
●公称重量:10.4kg
●●カラー：ChestNut、DeepMoss
●●サイズ(適応身長目安)：
46(160~168cm)
48(165~173cm)
52(170~178cm)
54(175~183cm)
55.5(180~188cm)

スペック表

	FS：FRAME SIZE	BB：BB DROP
	HA：HEAD ANGLE	FO：FORK OFFSET
	SA：SEAT ANGLE	WB：WHEEL BASE
	TT：TOP TUBE	SH：STAND OVER HEIGHT
	HT：HEAD TUBE	SK：STACK
	FC：FRONT CENTER	RH：REACH
	RC：REAR CENTER

フレーム設計

フレームの前三角は軽量で振動吸収性に長けた6061番アルミ。

トップチューブを扁平させるなどチューブ形状にもかなりこだわってます。

ロードバイクでは定番のドロップドシートステーによるコンパクトなリア三角が特徴的。

ペダリングの力を逃さず推進力へと変換してくれます。

素材もこの部分にはガッチリした6066番アルミを採用。

フレームの前後で素材を使い分けしたこだわり仕様！

悪路での安定性を考慮した低重心&ロングホイールベース設計。

これだけ聞くともっさりしたバイクに思われそうですが素材の使い分けとコンパクトなリアバックによってオンロードでの走りも侮れません。

フロントフォークはクロモリ製。荷物を積んでもびくともしないタフさが魅力。

テーパードコラム対応でカーボンフォークへの換装もスムーズ、さらなる軽やかさを求める人も安心です。

基本は前後クイック仕様ではありますがリアエンドを入れ替えることでスルーアクスル化にも対応。

こういう伸びしろがあるのがJARIのいいところ。

▶JARI 1.5/1.7（21-24年モデル）
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フレームそのままでアップデートを重ねていけます。

※画像は2023年モデル（在庫あり！）

キャンプツーリングに挑戦したくなっても大丈夫、荷物の積載にしっかり対応。

キャリア・フェンダーの取付はもちろん、トップチューブ、ダウンチューブ裏、フォークブレードなどなどあらゆる積載方法をかなえてくれます。

あと毎回渋いな～と思うのがこのトップチューブ裏のクッションパッド。

グラベルライドでは走行不可能な場所でバイクを担がないといけないシーンって結構あるんですが、そのときにこいつが活躍してくれます。

実際のフィールドでテストを重ねてできたからこそできるリアルなものづくり、リスペクトです。

パーツスペック

SHIMANO SORA 2x9speedをメインコンポに採用。

クランクセットはFSA製。

46/30Tとグラベルの登りにもしっかり対応できる軽いギアが使えます。

ブレーキはTEKTROの機械式。制動力に不満が出ればEQUALへのカスタムなんかもオススメです。

タイヤはPanaracer のCommet Hard Pack 700×38c。

オンオフバランスの良い幅、トレッドパターン。

ココを基準にして、よりオンロード寄りにしていくかオフロードでのグリップを重視するか決めていけば良し。

リムはWTB SX19。チューブレスには対応していないので要注意。

グレードアップを図りたい時は、カーボンフォーク、スルーアクスル化と合わせてホイールも入れ替えちゃいましょう。

まとめ

路面のデコボコにいちいち気を遣わなくていいコンフォートなロードバイクとして。

泥を巻き上げてオフロードを遊び倒すオモチャとして。

荷物満載でキャンプツーリングへ向かう旅の相棒として。

初めての方はJARIを選べば間違いなし。

メーカーが「スイスアーミーナイフ(十徳ナイフ)」と呼ぶ通りの万能性でもって応えてくれるはずです。

同クラスのクロモリバイクと比べてフレームが軽量であることも大きなポイント！

定番ブラック&渋い錆色の2023年モデルはコチラ