グラベルバイクではなくカンチ シクロクロスをチョイスしたその理由【 PANASONIC ORDER / パナソニックオーダー 】~FCXCC03~
2024.05.27 BLOG , eirin丸太町店 , PANASONIC ORDER (パナソニック オーダー) , サイクルハテナ(eirin丸太町店別館) , シクロクロス当店のピットで活躍するスタッフ高田。
普段よりメインで乗っている チタンロードFRTC23N *当時の品番はFRTC22(しなやかな乗り味ってクロモリでよく表現されるけど、結局このモデルの事をいうんじゃない?って程 極上の乗り心地)に続き、
新規オーダーしたのが、昨今注目度高いグラベルロードではなく、昨今ある種業界から黙殺されているといっても過言ではない”カンチブレーキ台座仕様のシクロクロス”
【 PANASONIC ORDER / パナソニックオーダー 】~カンチ台座採用 クロモリ・シクロクロス~FCXCC03
・リム(カンチorV)ブレーキのシンプルな構造~ミニマムなデザインがもたらす整備性の良さ。
・積載性やタフネス重視系のグラベルバイクとは一味も二味も違う、シクロクロスならではの軽快な加速性。
といった グラベルバイクとは一味違う & そことは優劣で図れないメリットに
・軽さと優れた抗張力、剛性を両立するTANGE PRESTIGE クロモリパイプ採用フレーム
・460~610mm(10mm刻み)のサイズオーダー
・全34カラー&豊富なデザインパターンのチョイス可能
・大阪柏原市の自社工場で、熟練の職人によるハンドメイド溶接~塗装される業界随一の高精度
という マニアックなハンドメイドブランドとも大手海外ブランドとも一味違う、国内ブランド:パナソニックバイクならではの魅力。
カンチブレーキ仕様のフレーム⇒ 制動力が~。リムへの負担が~。
って、そんなディスクブレーキと比較したごもっともな意見は、多様化が認められるこの令和の時代にはナンセンス(笑)。
トレンド機能&その思考一辺倒だけが正解にあらず!と言わんばかりに NEWバイクをゲットです!
– 目 次 –
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【2024】~PANASONIC ORDER (パナソニックオーダー)~FCXC03~(クロモリ・シクロクロス)
定価:200,200円(税込)~⇒当店販売価格:190,190円(税込)~
*価格はオーダー内容により変動します
【フレームスペック】
フレーム | |
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フレーム単体質量(フレームサイズ) | 2,130g(フレーム単体) / 550mmサイズ ※数値は参考質量であり、塗装パターンによって前後します。 |
マテリアル | クロモリ(TANGE PRESTIGE) |
サイズ | 460~610mm(10mm刻み) |
トップチューブ | PRESTIGE Φ28.6 t0.7/0.6/0.8 |
ダウンチューブ | PRESTIGE Φ31.8 t0.9/0.7/0.9 |
シートチューブ | PRESTIGE Φ28.6 t0.7/0.6/0.8 適合シートポストサイズ Φ27.2 |
ヘッドチューブ | Cr-Mo Φ36.0 t1.2 |
チェーンステー | Cr-Mo Φ22.2/11.1 t1.0 |
シートステー | Cr-Mo Φ14.0/11.1 t0.8 カンチ台座付 |
ヘッドセット | TANGE J-2 1-1/8(ケーブルハンガー付) |
ハンガー幅 | 68mm BC1.37×24(JIS) |
ラグ/接合方式 | ロストワックス製法(ヘッド・シート・ハンガー)/ 低温銀ロー付 |
エンド | ロストワックス ストレートドロップエンド アイレット付、エンド幅130㎜ |
フロントフォーク | Cr-Mo Φ24.0/13.0 t1.0 フルロストワックスラグ シクロクロス専用 カンチ台座付 A-HEAD 1-1/8サイズ 870g(550mmサイズの時) |
シート | |
シートピン | M6×P1.0 スペアシートピン1個付 |
フレームセット付属品 | |
フロントフォーク、ヘッドセット、カーボンヘッドキャップ、アンカーナット、 シートピン(M6×P1.0 スペアシートピン1個付)、グリス、ケーブルガイド |
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備考 | |
装着可能タイヤサイズ | 700×35C |
フロントディレーラー形式 | Φ28.6mmバンド・ダウンルートタイプ |
【オーダーステップ】
1:フレームサイズを選ぶ
フレームサイズ:460~610mm(10mm刻み)⇒ジオメトリーはコチラ
2:フレームタイプを選ぶ
変速タイプ:A:ワイヤー専用 ±0円、B:Di2専用 +11,000円(税込)
3カラー・デザインを選ぶ
フォークカラー | 34色 |
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デザイン/仕上げ | DD-CS・DD-FW・DD-FR・DD-GN +66,000円(税込) ED-PL +38,500円(税込) FD-ML +19,800円(税込) BD-CG・BD-CA・BD-LT +26,400円(税込) AD-GD・AD-GL・AD-CN +19,800円(税込) 22-FV +8,800円(税込) |
パナソニックオーダーは、モデルが決まれば、フレームサイズ、各モデルの使用、そしてカラーorデザインを決めて頂きます。
納期はオーダーしてから1.5~2か月程。一本一本 熟練の職人さんのハンドメイドで製作され、ユーザー様の手元に届きます。
大阪柏原市の自社工場にて丁寧にハンドメイド製造される高精度フレーム。
大阪の柏原市にある自社工場本社を持ち、開発~製造~出荷まで全てがそこで行われるパナソニックオーダー。
そのフレーム製作工程は、総数10人ほどしか携わらない“少人数体制”で管理され、その溶接-塗装-組み立て技術~精度は、世界最高峰レベルといっても過言ではありません。
溶接や塗装といった外観で判断できる部位は勿論、その見た目の裏側にある走りの肝~性能の根底となる”アライメント処理”がとても丁寧。
ホイールが前後エンドにピタッと収まり、車体が路面に対して水平~垂直にピタっと立ち、実直にまっすぐ走ります。
各部品がピタっと組付ける事ができる⇒結果、変速やホイール、ステアリング部など、各パーツがとてもスムーズに動作します。
そんなフレームの高い精度は、車体が気持ちよく動く事はもちろん、耐久性向上&故障の起因を軽減する事に寄与。
軽量性や剛性など、数値的なモノゴトがついつい目についてしまうスポーツサイクルの性能ですが、
この自転車フレームとして当然のごとく求められる基本的なコトが、パナオーダーのフレームは実に精度高く応えられております。
塗装技術も実に高い精度を用意するパナオーダー。
自社工房で一本一本手作業で塗られるパナソニックオーダーの塗装は非常に丈夫。
海外とは状況の異なる 高温多湿な日本での使用を想定に、通常の自転車フレームは表面をクリア塗装で終えるところ、なんと更に表面にフッ素クリアまで施工。
このひと手間で、経年劣化や日射・雨風にも強く、長くの間フレームカラーを美しく保たせる事が出来ます。
選べる楽しさが広がる、全34カラーをラインナップ。光沢ありと光沢なしの二種類も選択可能。デザインパターンも豊富に用意されております。
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名クロモリチューブ「PRESTIGE」採用。 グラベルバイクとは一味違う加速性を犠牲にしないCXバイク
本モデルFCXCC03は、実際関西シクロクロスの会場で多くの方が愛機にしておられるその通り、「シクロクロス」。
最大タイヤクリアランスは700x35C(38Cがギリギリはいるかな?)となっており、所謂グラベルバイクほどのワイドなタイヤクリアランスはありませんが、
リアセンター:430mm、BBドロップ:60mm、シートアングル:75°5’~74°、ヘッドアングル:71°~72°、フォークオフセット:50mmと、
同じクロモリモデルでも、積載性~耐久性重視のタフなツーリング用途をメインとしたグラベルバイクとは一味違う、加速性~軽快性を犠牲にしない、登り坂にも強いジオメトリーが採用。
シクロクロス/CXといえば、所謂グラベルバイクの始祖的存在。
そもそも荒れた道をも走行するCX競技ですから、グラベルライドも当然可能。
CXレースで楽しみむには勿論、普段はオンロードがメイン。
時にはグラベルライドやインフラの行き届いていないガレた旧道のアスファルトのアプローチもしてみたり、バイクパッキングスタイルでロングツーリングに出かけてみたり。
そんな使用用途を想定の方(グラベルバイクを所有している方でも、こういう使い方をされる方が多いのではないでしょうか?)にとっては、下手なグラベルバイクよりもマッチして頂けるのではないでしょうか?
キャリアやフェンダーがスマートに取り付けれる豊富なダボ穴などはありませんが(フレーム内ダブルボトル台座のみ)、その分スッキリとしたルックスであるのも嬉しい本モデル。
因みに、エンドダボやチェーンステー&シートステー上のブリッジにネジ穴が用意されておりませんので、前後フェンダーにおいては選ぶアイテムに制限がありますが、キャリアは、バンドなど別途アダプター等を用意すれば取付も可能。
いずれにせよ昨今では、キャリアなどを介さずとも多くの荷物を積載できるバイクパッキングアイテムも豊富に存在しているので、国内の長距離旅も充分可能ですね。
優れた抗張力、剛性を高バランスで実現する名作クロモリチューブ:TANGEプレステージチューブ
FSS11のフレームには、化学成分、機械的処理、熱的処理。⇒鋼の強さ&硬さに影響を及ぼす、3つのファクターを絶妙にコントロールした
軽さと優れた抗張力、剛性を高バランスで実現する名作クロモリチューブ「TANGEプレステージ」が採用。
90年代、ヨーロッパプロチームによる世界一過酷なパリ~ルーベの石畳やツール・ド・フランスでの信頼と勝利を見出した本チューブは、
トップ、ダウン、シートの各チューブは、軽さと高強度、高剛性という相反する課題をクリアにする、力のかかる両端を厚く、中央部を薄くするダブルバテッド加工が施工。
クロモリらしいしなやかさと、しっかりとした芯を感じとることが出来る、乗り心地の良さと強さを両立させた名作パイプです。
理想の溶接温度650℃の低温銀ロー付けで溶接
プレステージのパイプは、理想の溶接温度650℃の低温銀ロー付けで溶接されます。
その温度管理が極めて難しい低温ロー付け溶接というハードルをパナソニックは克服。
繊細なプレステージチューブの性能をフルに引き出すことに成功しております。
ロストワックス3Dリッジラグ
各パイプの接合部:ラグには、継ぎ目なく、強く&造形も美しい一体成型のロストワックスラグを採用。
また本モデルのラグには3リッジタイプのものが採用。
FEMによる応力解析をベースに、 力のかかる部位には肉厚を厚く、それ以外は極限まで肉厚を薄くし、軽量化と剛性のバランスを最適化(前述のバテッド加工と同じですね)された本ラグは、滑らかに凹凸がほどこされています。
世界広しといえどもラグにまでここまでの施工を!すごい拘りようですね!
カンチ/Vブレーキ台座仕様のメリット
何より本フレームの特筆すべきポイントは、昨今のトレンド:ディスクブレーキでなはく、カンチ/Vブレーキ台座を採用している点。
今回は、充分な制動力を用意する”ミニVブレーキ”を採用。
Vブレーキと言えば、一昔前のMTBに当然のごとく採用されていたブレーキ。
勿論、油圧ディスクブレーキよりも制動力劣りますが、下手な機械式ディスクブレーキよりもよく効きます。
また何より、ディスクブレーキ全般に比べ、圧倒的に整備性がよくメンテナンスが容易なのは大きなメリット。
なにせ高い制動力をうま味とするか? 急な故障にも対処しやすい整備性の良さをうま味とするか? その比較は個人レベルに委ねられますが、後者にも充分なメリットを感じます。
まとめ
本モデルは、減速加速を繰り返すシクロクロスレースで活躍できる設計を用意するモデル。
国土の3/4が山や丘陵地(詳しくはコチラ)であり 道路舗装率が90%を超えるここ日本で、日常的にサイクリングを楽しむなら、きっとそのルートには多くの登り~アップダウンが含まれる事でしょう。
本モデルは、そんな日本の使用背景にも適した「加速性能を犠牲にしない(登り区間でもしっかり応えてくれる)設計」が用意。
実際、最近ではグラベルバイクの注目度が高くシクロクロスはそのなりを潜めつつありますが、当店が主催するサイクリング会に頻繁に参加される方の多くが、いまだしっかりスピードに乗ってくれるシクロクロスに乗り、
プライベート~サイクリング会 問わず、当店スタッフの中でも最もサイクリングに出かけている高田が、本モデルをチョイスしたのも共感出来ます。
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