始まりはRON’S BIKESのフロントバッグ、Fabio’s Chest Small 限定カラーにひとめぼれされたことがきっかけ。

スポーツバイクも未経験のオーナー様、このバッグを取り付けられる自転車を、ということで色々ご相談させていただきながら組み上げたのがこのPOLYVALENT。

そこから滑り落ちるようにズブズブと自転車にはまっていただき、今ではなんとシクロクロスレースにまで参戦しておられます。

商売道具のカメラ機材を積載してのツーリングから、レースにまで対応、どんな要望にも応えてくれちゃう懐深さはまさにこのフレームならでは。

パーツ選びもフレームのポテンシャルを最大限に活用。

外部から押し付けられた価値観ではなく、ひとつひとつのパーツにご自身なりのこだわりを持ってああでもないこうでもないと選定を重ねていき、できあがってみればものすごくオーナー様らしさがにじみ出る一台に。

なんでもできて、滑らかで速くて最高に気持ちがいい、良き相棒と呼べる自転車に仕上がりました。

【VELO ORANGE（ベロオレンジ）】POLYVALENT（ポリバレント）バッグから素敵な自転車が生えました。

スペック詳細

【VELO ORANGE】POLYVALENT

Ｓ様 カスタムバイク

スペック表

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あらゆる要望を柔軟にくみ取る変幻自在のネオランドナー

 polyvalent (複数の機能、多目的）。そのネーミング通りの一台。

基本はスルーアクスル規格に豊富なダボ穴を備えた650Bのツーリングバイク。

ビシッと立ったヘッドアングルに大きくベンドされたフロントフォークがランドナーの遺伝子を感じさせます。

この設計により今回のようにフロントにがっつり荷物を積載してもハンドリングがヨレずに安心してツーリングを楽しむことができるのです。

RON’S BIKEの巨大なハンドルバーバッグ、これがそもそものはじまり。

超大容量ゆえに意外と取り付ける車体を選ぶこのバッグ、このクリアランスを確保することを前提にハンドル周りもチョイス。

超アップライトなポジションを叶えるベロオレンジの奇抜ステム、grand cru cigne stem。

最初はフラットバー予定だったけど、「いつかはドロップハンドルにも挑戦してみたい」というご希望もイージーポジションで叶えつつ、バッグのクリアランスもしっかり確保。

Microshiftのグラベルコンポ、 SWORD＆ ADVENT X。

この二つ、実はミックスOK。

手が小さくてもリーチ調整可能なSWORDのシフターと、よりシンプルなデザインのADVENTのリアディレイラーをチョイスしました。

クランクはフロントシングルでチェーンガード付き、でもクラシカルになり過ぎないもの、というご要望。

…頭をひねってでてきたのがこちらSHIMANO ALFINEのクランク。

ダブルチェーンガード付きを採用しつつチェーンステーと干渉する内側は取り外し、チェーンリングはナローワイドのものに交換しています。

足回りにはしっかりこだわりを。

VELO ORANGEのクラシカルなポリッシュハブにVELOCITYのBLUNT SSの組み合わせ。

このリム、実はめちゃくちゃ軽量、幅広なので強度もバッチリ。GRAVELKING SSタイヤとの組み合わせでスイスイ軽やかな走りを演出してくれています。

ブレーキはGROWTAC EQUAL。

軽い力でスッととまる機械式ディスク最高峰。

CAMBIUMサドルもネオクラシックイメージに花を添えます。

そして現在はシクロクロス仕様でレース参戦中のオーナー様。

ドロップハンドルにも乗り慣れ、レース中はバッグも外すので通常のステムに。

精悍なこの雰囲気もまたいい。

一台でここまで楽しみ尽くせる、ほんといい自転車です。

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まとめ

自転車は乗り手自身やそのライフスタイルを反映するもの。

改めてそう実感させていただける貴重な機会でした。

カスタムでもフレーム組でも、なんとなーく考えていることぜひぜひお気軽にご相談いただければ。

なんとかカタチにする方法、一緒に考えていきましょ～！

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