クロモリ+カーボン=ロマンと機能の最大公約数。【KONA / コナ 2025年モデル 】ROVE LTD(ローブLTD)サンデー半日サイクリストの幸福を最大化するグラベルバイク
2025.01.06 2025モデル(NEW) , BLOG , eirin丸太町店 , KONA(コナ) , グラベルロード , サイクルハテナ(eirin丸太町店別館)サンデー半日サイクリストの幸福を最大化するスチールグラベル
クロモリで、軽量で、パーツアッセンブルにも妥協のない完成車。
そういう条件のグラベルバイクをお探しならまずはこのROVE LTDをおすすめします。
同時にこのスペックというのはぼくたち自身が日々フィールドで遊ぶ中で欲しているものでもあります。
ぼくたちにとってリアリティのある遊び方といえば以下のようなもの。
仕事や家族の都合もある中で、とれる時間はせいぜい半日。
近所の裏山へひとっ走り、山頂でコーヒーの一杯でも飲んで帰ってくる、といったところ。
効率よく楽しめるルートを求めて場合によっては担いだりもするし、少々キツイ登りもこなす。
ガレガレの林道や、シングルトラックでも十分ご馳走。北米のような延々と続く極上のフラットダートなんてそうそうないので。
そりゃ時間さえあればロングロングツーリングに出かけたい。
でも日常のスキマに冒険を求めるこんなサイクリングも身の丈には合っているようでそれなりに幸せ。
そういう幸せを最大化するギア選び、バイク選びをしたいのです。
短時間でサクッと遊ぶため、結局軽くないと登りはしんどい。
そうはいってもやっぱり趣味嗜好の品、機能だけを考えてフルカーボンバイク導入へとはなかなか踏み切れないキモチもある。
(だからこそ我々も登れるグラベルバイク・MAJORTOMを作ったりしているわけですが。)
望む自転車のスペックとルックスを手に入れるならフレームからの組み上げになりますがコストもそれなりに嵩むもの。
ちょっと背伸びすれば手が届く、完成車で手に入る選択肢に限定するならば…
クロモリへの信仰を維持しつつ、フルカーボンフォークによって最大限軽量化、付いているパーツも申し分ないこのROVE LTD。
ここにはものすごーくリアリティがあるように思います。
・クロモリ+フルカーボンフォーク採用で軽量、高剛性。低重心で非常に扱いやすいジオメトリを持つファストツーリンググラベル
・SRAM Apex XPLR 1×12 speed、油圧ディスク・機械式変速コンポを採用。ワンバイ仕様でありながら11-44Tの超ワイドレンジを実現。
・エアボリュームのある650B仕様で最高にFUNな乗り味。MAXXIS RAMBLERは舗装路での転がりにも優れる名作グラベルタイヤ
・WTB KOM Team i23リム採用、エントリーグレードとは異なる軽量な足回り。
・もちろんバイクパッキングレディ、各所に豊富なダボ穴を装備
シリーズ最上位モデルなので内容もご覧の通り充実、決してトゥーマッチというわけではなく本気で遊びたい人にとって十分価値があるスペック。
基本性能についてやれるだけのことはすでにKONAが終わらせてくれた究極のベースパッケージ。
もっとディープな趣味嗜好を反映したいときもルックスだけに気を配ってカスタムしていけばいいだけ、という状態。
自転車を趣味として、生活の一部として、遊びの相棒として据えていきたい方にとって、ちょっと張り切って投資する価値はあるバイクです。
※ちなみに、~2024年モデルではフレームスペック・カラー同一でコンポがGRX 2×11 speed仕様。
こちらもわずかに在庫あり!さらに今年からフレームセットのラインナップも。お好みにあわせてどうぞ。
KONA【2025年モデル】ROVE LTD(SRAM)
– 目 次 –
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スペック詳細
KONA
【2025年モデル】ROVE LTD(SRAM)
通常価格:¥331,100 販売価格:¥314,545-(税込)
スペック表
タイヤサイズ | 650×47c | |
変速数 | 1×12 speed | |
ペダル | n/a | |
スペック | フレーム | Kona Butted Cromoly |
フォーク | Kona Rove Verso Full Carbon Flat Mount Disc | |
クランクセット | SRAM Apex | |
BB | SRAM DUB 68mm | |
Fメカ | n/a | |
Rメカ | SRAM Apex XPLR | |
シフター | SRAM Apex | |
スプロケット | SRAM Apex 11-44t 12spd | |
ブレーキレバー | SRAM Apex | |
ブレーキ | Brake Calipers:SRAM Apex Hydraulic Brake Rotor:SRAM Centerline 160mm |
|
タイヤ | Maxxis Rambler EXO TR 650x47c | |
ホイール | Front Hub:Formula 100x12mm Rear Hub:Formula 142x12mm Spokes:Stainless Black 14g Rims:WTB KOM Team i23 TCS |
|
ハンドル | Kona Road | |
ステム | Kona Road Deluxe | |
ヘッドセット | FSA No.1/12B/44 | |
サドル | WTB Volt | |
シートポスト | Kona Deluxe Thumb w/Offset 27.2mm |
フレームサイズ | 48 | 50 | 52 | 54 |
HA | 70.5 | 70.5 | 71 | 71 |
SA | 75 | 74.5 | 74 | 73.5 |
TT | 515 | 531 | 546 | 562 |
HT | 90 | 110 | 130 | 150 |
FC | 592 | 604 | 612 | 623 |
RC | 435 | 435 | 435 | 435 |
BB | 74 | 74 | 72 | 72 |
FO | 50 | 50 | 50 | 50 |
WB | 1016 | 1029 | 1036 | 1048 |
SH | 735 | 754 | 775 | 794 |
SK | 532 | 551 | 570 | 588 |
RH | 372 | 378 | 383 | 388 |
適応身長 | 158-163cm | 163-168cm | 168-173cm | 173-178cm |
ロマンと機能の最大公約数。リアルサイクリストの選ぶべき価値ある一台
ロマンと機能の最大公約数的バランス
低価格、クイック規格採用のアルミフレーム ROVE AL
クロモリフレーム&フォーク、機械式ディスクコンポのROVE ST
その上位版、コンポ違いの ROVE ST DL
ROVEシリーズにはいろいろラインナップがあるわけですが、ぼくたちにとって最もリアリティがあるモデルとなるとやっぱりこのROVE LTDになります。
KONAがROVEシリーズが培ってきたことの集大成ともいえる本モデル。
クロモリフレームにカーボンフォークという組み合わせはロマンと機能の最大公約数。
ぼくらのハテナサイクリングのように短時間でさくっと遊ぶためには非常にリアリティのある選択。
グッと登ってドカッと下る、そのために軽いにこしたことはない、だけどやっぱりクロモリが好きなわけで。
完成車パッケージでほかの選択肢となるとJAMISのRENEGADEシリーズとかになるでしょうか。
比較すればより「機材」的ニオイの強いRENEGADEに対して、もうちょっと遊びのある雰囲気のROVE LTD。
700Cに比べ巡行速度では若干劣るといわれながらも頑なに650Bホイールを採用し続けるのも、そのFUNな乗り味をこそ優先するから。
乗った人誰もが一瞬で笑顔になる魅惑の乗り味がそこにあります。
ぼくたちが想定する半日程度のショートライドではネガよりもクッション性、取り回しの良さ、加速感に優れるその魅力が最大限感じられることでしょう。
ちょっと張り切って投資する価値ある一台
フレームから組むことを思えばお求めやすいものとはいえ、シリーズ最上位モデルだけにそれなりに高額車体。
スペック上の優劣はさておくとしても、持っていて嬉しい自転車かどうかも大事。
それについても安心してください。
ROVEシリーズは10年以上前、グラベルという言葉が今ほど浸透する以前からラインナップされ続ける名車。
今となってはグラベルバイクど真ん中のスペックですが、初登場の2010年代初頭はだれからも見向きもされず笑
ただ中途半端に重いシクロクロス/デイリーにつかえる太タイヤロードといった受け止め方しかされていなかったように思います。
今やっと時代が追いついて既成事実的にグラベルバイクとして定番化した、言い換えるなら定番をKONA自身が作り上げたともいえるでしょう。
そういうROVEシリーズの背景を背負いつつ、KONAの考える現時点での本気スペックがおごられたROVE LTD。
特別な価値がそこにあります。
KONAの一貫した遊びへの追及の姿勢に心からのリスペクトと共感を覚えますし、だからこそおすすめし続けているブランド。
ぼくたちのお店でも大手とは一味違うKONAの仕事に共感し、ずっとその変遷を見つめ続けてきました。
スタッフからの支持率も高く、ほぼ全員が所有しているブランドでもあります。
華美なところは一切ありませんが、シンプルで実直、なのにどこか遊び心も感じさせる佇まい。
間違いなく「愛せる」自転車になってくれるはず。
SRAM Apex XPLR 1×12 speed、油圧ディスク・機械式変速コンポをはじめ、パーツアッセンブルも完璧と言っていいでしょう。
エントリーモデルでは手が抜かれがちなリムにも軽量なモノが採用され、タイヤも完成車用にダウングレードされたものではなくちゃんと実戦使用。
機能的に非の打ちどころはどこにもありません。
あとはユーザー自身の好みをどう反映していくか。
完成車ではありますが、買ったら終わりじゃなく、いじる楽しみもぜひ。
それをするだけの価値は十分ある自転車です。
薄いグリーン地に再帰性反射塗料で仕上げられたグラフィックも憎い演出。
シルバーパーツカスタムなんかも絶対似合うと思います。
まとめ
基本スタンスとしてややマニアック志向でありながら、間口を広くとっているだけに(その絶妙な塩梅がKONAのいいところでもあるのですが)ネットでもどこでも買えてしまうブランドではあります。
だからこそ、ぼくたちから買ってもらえたら嬉しい。
変な誤解をしたまま消去法的に選んでほしくないし、その設計の意義や、ブランド背景、フィールドでどう活かすか、ちゃんとそこまで伝えたいなと思ってますし、それができる自負があります。
同じ商品でもぜんぜん価値が違うものになると思います。
スペックだけみるならほかの選択肢もあるわけで、キャニオンとかほんといいと思います。
でも、なんかそうじゃないんだよなって方に。ぜひ。
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