27.5×2.3″、最太タイヤでもなお速い。ルックスも走りも最高の一台、できました。【BLACK MOUNTAIN CYCLES(ブラックマウンテンサイクルズ)】Mod Zero(モデルゼロ)
2025.02.02 BLOG , eirin丸太町店 , グラベルロード , サイクルハテナ(eirin丸太町店別館)
感無量。昨年末からじっくりご相談を重ねながら進めてきたBLACK MOUNTAIN CYCLES Mod Zero、ついにご納車。
ルックス、機能性、トータルのバランス…何かひとつの「正解」が出た気がしています。
出来上がった自転車は御覧の通り、圧倒的車格感。
そして肝心のライドフィールは…
オーナー様曰く「ヤバい」。
語彙力も消し飛ぶ気持ちよさ。
見た目も走りも最高の一台ができました。
無骨でワイルド、走りもいい、最高の一台できました。
【BLACK MOUNTAIN CYCLES(ブラックマウンテンサイクルズ)】Mod Zero(モデルゼロ)
– 目 次 –
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スペック詳細
【BLACK MOUNTAIN CYCLES(ブラックマウンテンサイクルズ)】
Mod Zero(モデルゼロ)
S様 カスタムバイク
スペック表
タイヤサイズ | 27.5x2.3” | |
変速数 | 1×11speed | |
ペダル | MKS SYLVAN GORDITO | |
スペック | フレーム | BLACK MOUNTAIN CYCLES Mod Zero(47) |
フォーク | 1 1/8″ | |
クランクセット | FORMOSA アルミクランク 165mm | |
BB | FORMOSA | |
Fメカ | – | |
Rメカ | SRAM RIVAL 1 | |
シフター | SRAM RIVAL 1 | |
スプロケット | SHIMANO CS-M7000 11-42T | |
ブレーキレバー | SRAM RIVAL 1 | |
ブレーキ | GROWTAC EQUAL | |
タイヤ | ULTRADYNAMICO mars JFF 27.5×2.2?? | |
ホイール | RIM:VELOCITY BLUNT SS 27.5 F HUB:KUWAHARA DIAVOLO V2 CL R HUB:KUWAHARA DIAVOLO V3 CL |
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ハンドル | DIXNA CROSS バンディー2 | |
ステム | THOMSON X4 | |
ヘッドセット | WOLFTOOTH | |
サドル | SELLE ANATOMICA | |
シートポスト | THOMSON ELITE |
ルックスも走りも満足できる正解を求めて
今までカスタムを重ねたBREEZER RADAR CAFEに乗っていたオーナー様。
釣り、キャンプ、登山と外遊びを満喫しまくっている方でもあり、私スタッフ角田の山歩きのメンターの一人でもあったり。
RADARのカスタムをお手伝いさせて頂いたり、ハテナサイクリングにもちょくちょくご参加いただくうちに自転車熱もどんどん上昇。
RADARもめちゃくちゃいい自転車ですが、いかんせんまったり傾向。
京都のキツーい登りに苦しめられる中で、もう少し速いバイクが気になる…というご相談。
山歩きをご一緒させて頂きながらふたりであーでもないこうでもないと妄想してみたり。
…気が付けばあれよあれよという間に妄想は現実となってしまいました。
選んでいただいたフレームがこちら、BLACK MOUNTAIN CYCLES Mod Zero。
古くから業界に携わるカリフォルニアのバイクショップオーナーが自らのフィールドを最大限楽しむべく設計したバイク。
台湾メイドながらアメリカンハンドメイドバイクのオーラと、見た目に反する走りの良さが魅力の一台。
さてさてこれをどう仕上げていくか、ああでもないこうでもないと協議を重ねて少しずつ選定&組付けを進めていきました。
速いバイクを求めつつもMod Zeroの無骨な雰囲気とスーパーワイドタイヤクリアランスは無視できません。
最大限活用すべく、極太27.5×2.3″、ULTRADYNAMICO marsをインストール。
アイコニックな三角形のノブが連続するトレッドパターン、なんといってもこの見た目が決め手。
もちろんルックスだけではなく、悪路でのグリップはもちろん、意外と舗装路でも転がりよしとの噂を信じてのチョイス。
フレームスペック上ではMAX700x50C、27.5×2.25″。
marsは27.5×2.2??≒2.3インチということでややオーバーしていますが御覧の通りクリアランスジャスト。
ホイールは、ワイドなのに超軽量なVELOCITY BLUNT SSリムと、驚異の150ノッチ・KUWAHARAハブの組み合わせ、タイヤをTLでセットアップ。
走るとウワサのフレームのポテンシャルを引き出す軽やかな走行感を狙いました。
お客様チョイスのこのKUWAHARA DIAVOLOハブがまた良い。
コーナーの立ち上がりでもペダリングロスがない異次元の感覚。
勿論ラチェット音も異次元。
クリスキングほど高くないけど一味違うスペシャルなハブ、という立ち位置が絶妙。シルバーのラインナップも嬉しいです。
足回り同様、その他のパーツアッセンブルは上質なアメリカンブランドを中心にしつつも華美になりすぎない実用的チョイス。
ブラックとシルバーのバランスを見極めつつちりばめていきます。
コンポーネントはSRAM RIVAL 1。ここもシルバー&ブラック。
ブレーキは機械式ながら最大級の性能を誇るGROWTAC EQUAL。
見過ごされがちなブレーキローターですが、実は結構効きの変わるポイント。
コスト/性能のバランスの取れたXTのローターを選んでいただきました。
クランクセットはFORMOSA。コスパよし、ルックスよし、剛性よしの三方よし。
シルバーアームにブラックチェーンリングが人気の組み合わせですがあえて逆張り、これがまたビタッとはまりました。
ステム&シートポストはTHOMSON、RADARからの載せ替え。
ハンドルバーはDIXNA bandy 2、LLサイズ。超ショートリーチのワイドフレア、握りやすさに定評ある一本。
WOLFTOOTHのヘッドパーツもオススメです。ダストシールが非常によくできており、防水性抜群。
ご身長165cm前後でこの車格感。
47サイズは少し大きめかなと心配でしたが、むしろドンピシャ。
長めのステムを使いたい、ハンドル落差を出したいというような、ロードバイクライクなポジションをお求めの方は小さめを選ぶといいですが、このバイクはショートステムでハンドルも高めのセッティングが似合うと思っています。
まとめ
ルックスも乗り味もすべてが狙い通り、むしろ予想を超えてきたときのスペシャル感。
自転車にはほんとオトナのミニ四駆的ロマンと、組み合わせ次第で急に輝きだすマジックがあります。
700Cで極太タイヤにすると、腰高になってしまったり、ルックスのバランスも日本人サイズでは崩れがちなところ、650Bにしてよかったなあと思える仕上がり。
見た目の迫力と、ふわふわコロコロの極上のライドフィールが不思議なくらいしっかり両立、ホントに気持ちよく走ってくれる自転車にしあがりました。
そもそもこのフレームの走りの良さ自体、設計したブランドオーナー自身すらよくわからないマジック、というお話らしく。
部品も欠品だったり諸事情で色々ご迷惑おかけしましたが出来上がってみればこの形で完璧、とオーナー様自身仰る通り。
色んなマジックのかかったスペシャルな一台に携われたこと、改めて感謝です!!
BLACK MOUNTAINのバイク、現在店頭在庫はございませんがお取り寄せは承っております、ご興味ある方はぜひぜひお問合せくださいませ。
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